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ようこそ 犬語の世界へ 目指すことはひとつでも…。

夏時間散歩になった私たちは見知らぬ犬とその付き人に出会う機会も必然的に多くなって、新しい出会いをグローネンダールのチーなりに興味をひかれつつ散歩をしているようです。

今朝は柴犬とチワワのmix、シバチーと言うそうだ。
今流行りの豆柴とちょっと違うと感じたのはそいうこと。
若い♂犬という感じで、初めての大型犬グローネンダールのチーに口元ムキムキはするものの、傍に来たくて仕方がない様子。
好奇心はあるが恐怖や不安も同居する怪しいボディランゲッジが次々と出てくる。

付き人さんは感じの良い人で、朝の挨拶とこちらへ行っていいかときちんと伝えてくれた。

チーも少し前の柴犬さん(おだやか~さん)には目もくれず、シバチーの“オイトマレヨ,デモソバニクンナヨ,コッチカライクカラナ”というような良くわからない犬語に惹かれたようだ😆
カナダ原産のノヴァ・スコシア・ダックトーリングレトリバーという犬種はおかしな動きで鴨の警戒心を下げ誘き寄せ、猟を成功させるという猟犬、ちょっとそのことを思い出した(トーリングは誘き寄せという意味)

シバチーは、唸るわ、突っ込んでくるわ(でもチーの寸ででストップで実害なし)、バウポーズはするわなんですが、チーが👋😃じゃいいわとなると、え?おい、行くなよと、追いかけてくる😆

要するにシバチー君はチーに近づいてお尻の匂いを嗅ぎたいのだが、できないジレンマによってメチャクチャな犬語になっているだけなのです。

チーに興味はあるし、挨拶はしたいが怖いやら未去勢♂の♀への興味の葛藤も全身に表れていて、付き人さんも「もう、忙しなくて❗落ち着きや❗」と、言われても通じないのでやめはしません。

シバチー君の目指すのはたぶん上の画像のようなお尻の嗅ぎ合い。
目指すことは1つでも表れる幾つもの行動を選択するのはその犬で、それがうまくいかなければ別の行動を試すしかない。

そこでシバチー君の目指す犬式挨拶に力を貸すことに。
シバチー君の付き人さんと会話をしながら、様々変化するシバチー君のボディランゲッジ。

それを私の傍らで観察しているチーは反応を返し、シバチー君のボディランゲッジを調節していく。

ヴヴヴと唸ればチーは引き下がる、詰めすぎても引き下がる、飛び上がれば引き下がる。

犬には犬の先生が必要だと思わずにいられない時間だ。
距離の取り方や筋肉の緩みや相手の要望に応えようとするかのような行動は犬だから瞬時に変化させることができるのだろう。

そんなやりとりでシバチー君は徐々にゆっくり近づき、そろそろとチーのお尻に近づくことに成功し、クンクンと臭いを嗅いだ。

チーは、わざとなのかそうでないのか、後ろを振り向かず、地面の臭いを嗅いでいる。

犬の無視は相手への思いやりでもあるのかもしれない。

臭いを嗅いだシバチー君は離れていく私たちを追うという行動もなく、見送ってくれた。

またいつの日か会えるといいねぇ。


#犬の散歩 #犬のボディランゲッジ
#ドッグトレーナー #犬同士の挨拶

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