HSP双子子育て③

今回は、HSPタイプの私が双子を育てて思ったことを書いてみます。

うちの双子は二卵性なので、見た目も性格も全然違います。ざっくり言うと、子供①は顔が夫似で性格は私似。子供②は顔が私似で性格は夫似。性格が私に似ている子供①は、HSPタイプの特性を持っていました。

私は、自分の「怖がり」とか、「新規場面に弱い」とか、「マルチタスクに弱い」などの特性は、生まれつきもあるだろうけど、環境のせいもあるかも・・と考えていました。ところが、二卵性双子を育ててびっくり。片方の子供だけ、生まれた時からHSPなのです。

まず、音に対する反応。子供①は、ドアがバン!と閉まった音とか、テレビの大きな音、夫の大きなくしゃみまで(笑)、いちいちビクッ!と両手をあげて驚き、大泣きしました。かたや知らん顔をで寝ている子供②。音に対する恐怖の閾値って、人によってこんなにも違うのかと思いました。

その他にも、保育園に行った時の混乱具合や拒否加減、友達との接し方、おもちゃの遊び方、片づけ方・・なにをとっても子供①は臆病で不器用なので、いきなり対応できない。でも、じっくり自分のペースで取り組み、あきらめないタイプ。一方子供②は、何をやらせてもスルっとこなし、性格もあっけらかんとしている。良くも悪くも、あきらめが良い。

スタートラインが一緒の二人を、同じく育てたつもりなのに、こんなにも違うなんて・・・遺伝子の力を痛感しました。と同時に、子供①を見て、「ああ、自分も生まれつきこういう人だったのか・・」と、何か腑に落ちたというか、むしろよく生き延びてきたねと労いたい気持ちになりました。

私は子供の頃から、自分の特性を嫌ってみたり、否定してみたり、無理に克服しようと頑張ってみたりしました。その結果、自己否定が強くなり、自信の無い、自尊心が低い大人になってしまいました。それを現在、癒すために色々と試行錯誤しています。だから、子供①には、そういう特性を持った自分をまるごと受け入れられる大人に成長してもらえたらな、と思います。持って生まれた特性は変えられない、周りの環境も変えられない部分が多い、だけどあなたは人を愛し、愛される大事な存在なんだよ。ということを、伝えていきたいなあと思っています。

ところで、今我が家で問題になっているのは、子供②の声。夫に似てすごくよく通るというか、大きいのです。私はそれが本当に苦痛で、子供達が興奮して遊んだ時の、子供②の「キャー!!」という声が我慢できず、「声が大きい!うるさいよ!」と言ってしまっていました。ところがある時、夫に「俺は気にならないよ。本人はわざとじゃないんだから、叱ったらかわいそうだよ。」と言われ、ハッとしました。それも、本人の特性なんですよね。子供が小さい時に、本人自身で変えられないことを叱っても良いことは無い。それは、HSPの特性以外でも同じだったのでした。ビビりな母ちゃんでごめんよ~(汗汗)

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