文楽 双蝶々曲輪日記

2014/11/16 11:00
文楽「双蝶々曲輪日記」
@大阪/国立文楽劇場

第一部で、1本だけのストーリーしかやらないパターン。
(それも、多分全部ではなさそうやけども。)
相撲取りが二人出てくる話だから、相撲の話なのかとおもいきや、ぜんぜんそうじゃなくて、親子、兄弟(姉弟)、夫婦に、心中(駆け落ち)系と、いろんな情のお話やった。
主人公がずっと中心にいると言うよりも、群像劇っぽかった。
だけど、弟や姉、嫁と姑、夫婦に親子、それぞれがみんな、それぞれのために必死で尽くすんだよなー。弟を心配して一芝居うつ姉だったり、息子や娘のために親同士が戦ったり、匿ったり助けたりして、もー、がっつり人情話だった。

いつもは、メインの役で出ずっぱりになることか多い勘十郎さんや箕助さんが、一つの段の脇役で出てて、びっくりした。
ま、といっても、脇でもかなり重要な(というか、キーマンの)役をやってたから、なるほど、と、おもったけどさ。

しかも、今日は、前から4列目の真ん中だったので、字幕見てたら肩が凝ったけど、表情や人形の細かいところがよくみえたし、太夫さんもよく見えたので、また面白かった。また、久々に文楽の小説でも読もうかしら。

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