ブリザード・ミュージック

2014/11/22 19:00
演劇集団キャラメルボックス「ブリザード・ミュージック」
@兵庫/新神戸オリエンタル劇場

久しぶりのキャラメルボックス。
大学生の時、初めて劇場で見たキャラメルボックスの芝居が「ブリザード・ミュージック」だった。再演すると聞いて、久しぶりに観に行ってみようと思った。主演もあいかわらず西川さんだったからね。

劇場にはいってみたら、かなり前寄りだったけどかなーりかなーり上手の端っこ。初めて見たときは後ろの方だったなぁなんて思い出しつつ、観る。
そーそー、宮沢賢治の話だったよねーなんて思いだしながら、舞台を見ていた。そういえば、宮沢賢治って教科書に載っていた「注文の多い料理店」ぐらいしかちゃんと読んだことないかもしれない。
昔、ちょっとだけ入っていた劇団の作家さんが宮沢賢治が好きだったんだと思うんだけど、その作家さんが書く話に「風の又三郎」の一説が出てきたりするので、それくらいかなあ。というか、その作家さんが書いた「あめゆじゅとてちてけんじゃ」という一人芝居があるのだけど、これは賢治の妹とし子の話で、「永訣の朝」を題材にしていた物語だった。この一人芝居がすごく良くて、いまだに印象に残っている作品なんだよね。

「ブリザード・ミュージック」は好きなストーリーだし、思い出の舞台でもあるわけだけれど、残念だったのは後半の西川さんのセリフがよくわからなかったこと。なんかろれつが回ってないみたいな感じで、ぐだぐだだったような気がしてならない。ま、新神戸オリエンタル劇場は端っこで見れば見るほど、声が反響して聞こえるという特性があるから、そのせいだったのかもしれないけれど。特に後半のいいところだったからこそ、めっちゃ残念だったなぁ。
あ、でも、阿部さんと、渡邊安理さんはやっぱりうまいと思う。結構好きな役者さんです。

最近、現代文学よりも古典文学のほうが面白く感じているときでもあることだし、宮沢賢治でも読むかな。

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