狂言EXPERIENCE/地点 桜の園

2014/11/01 14:00
クラブSOJA企画「狂言EXPERIENCE」
@京都/大江能楽堂

茂山さん家の狂言会に行くと、チケット切ったり案内したりするのが狂言師さんなので、ちょっとうれしかったりする。
今日は、宗彦さんにもぎってもらったぜー。
見所にはいってみたら、能舞台で狂言のワークショップがはじまってた。構えだとか、歩き方、笑い方を教えてて、なんだか、見てるだけで入門した気分になる。誰でも参加できたみたいだけど、ちと勇気がわかず…(汗
さらに、パンフレットに挟まれてるリクエスト用紙をだしてーって、狂言師さんが客席をまわってるし。なんと、今日やる演目を、お客様からのリクエストで決めるらしい!
さすがに演目の選択肢はあったけど、10個もある。10個分のお衣装を持ち込んでるらしかった。配役もまだ決めてないらしい。
…すげーっっっなあ!こうゆうところが、玄人さんなんだろうなあ。“花花”の世界だね!
リクエストの上位2演目をやって、合間には、抽選で選んだお客様2人に狂言のお衣装を着付けたりしてくれていた。お衣装について、いろいろ説明しながら着付けていくので、ほんとの狂言の裏側をみせてもらったかんじ。
最後の演目では、一緒に謡まで謡ったりして、超参加型の公演だった。かなり斬新な公演で、まるでお試し入門みたいだった。

2014/11/01 20:00
地点「桜の園」
@京都/アンダースロー

前にも見た桜の園。かもめと桜の園をみて、初見の感想は、断然桜の園がおもしろかったのだけど、先週に2回目のかもめをみて、今週は2回目の桜の園だった。
さすがに1円玉の使い方は、前回見てわかってた分驚きはしないけれど、より各役の感情がみれた気がする。
前回は、本よりもラネーフスカヤの切なさと、ロパーヒンの空回りが際だった感じがしたけど、今回は、登場人物それぞれの見ているものが際立ったかんじがした。
みんな見えてるものが全然違う。それは、親子でも兄妹でも姉妹でも、もちろん、貴族だろうが農民だろうが思想家だろうが、みんな全然違う世界を見ている。それが、なんだかすごく悲しくて、滑稽で。笑っている顔と泣いている顔の区別がつかない。なんだか、みんなが夢見ているような、現実感のない世界。どれだけ枠をはずしても、枠はなくならない。またそれぞれの枠にとらわれていくんだろうなあ。
また、ゆっくり本読んでみよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?