インドネシア料理の大定番、サンバルソースとぶりの相性はいかに？！
インドネシアといえばイカン・バカール。
イカンは（魚）バカールは（焼く）、つまり焼き魚のことだ。
そのイカン・バカールにそえる定番ソースがサンバルソース。このサンバルソースはいわゆるお袋の味で、日本でいうところのお味噌だったり、韓国でいうところのキムチだったりする。
今までは各家庭で作られていたものだが最近では市販のものが主流になってきています。そんなサンバルソースを、なんと！我が社のインドネシアっ子が作れるというではありませんか！！本格サンバルソースでぶりを食べたい！というお願いを快く引き受けてくれました。
この度、本格サンバルソースとイカン・バカールを作ってくれるのは、イプンシェフ（真ん中）と手伝ってくれるイパン（左側）とアディ（右側）です。3人の手際の良さに感動しつつ、インドネシア料理には欠かせない調理道具チョベ(cobek）も登場して本格さが増していきます。スパイスや調味料を磨り潰す石臼のような物でニンニクから唐辛子までこのチョベでどんどん磨り潰していきます。
ぶりは合わせ調味料に一晩漬け込み、それを焼いていきます。焼くときに表面にケチャップソースを塗っていきます。
ケチャップというとトマトケチャップを想像しますが、インドネシアのケチャップはケチャップマニスと言って見た目はウスターソースみたいです。インドネシアでは欠かせない調味料の一つ。
大豆と小麦を発酵させたものでパームシュガー、塩、ハーブが入っていて甘くてとろ〜りとしています。
ナシゴレンやミーゴレンもこのケチャップマニスが欠かせません。
こんがりと焼き上がりました！食欲をそそるいい香りです。
本格サンバルソースとぶりのイカン・バカールが完成しました。
まさか日本でイカン・バカールが食べれるとは！サンバルソースは辛いけど病みつきになるうまさ。ぶりはエスニックとも相性抜群でした！ビールとめちゃ合います♩
一口食べたら、昔5年間住んだ懐かしいインドネシアの風景がぱっと広がって来るような美味しさでした。皆さんが見ていない隙にパクパク食べてしまいました。
そんな気になるサンバルソースとイカン・バカールのレシピがこちら
【サンバルソース】
〈材料〉
・(A)ニンニク 3個
・(A)赤い小玉ねぎ 6個
・(A)唐辛子 30個
・(A)トマト 3個
・(A)テラシ（エビの発酵固形調味料） 1 個
・(A)キャンドルナッツ（ククイ） 2個
・(B)黒砂糖 2.5 個
・(B)塩 小さじ1
・(B)アジノモト 小さじ1
・レモン 1/2個
〈作り方〉
①(A)の材料を個別に、数分油で揚げます。（サンバルソースに決まりはないので揚げ時間もお好みな感じでした。地域によっては生のまますり潰すみたいです。）
②サラダ油で揚げた(A)をcobek ですり潰していきます。
③材料(B)も加えて混ぜていきます。
③最後に香り漬けでレモンを絞り入れます。
【ぶりを漬け込むタレ】
〈材料〉
・ぶりロイン 背腹各１
・(A)ニンニク 5個
・(A)赤い玉ねぎ 3個
・(A)ターメリック 大さじ1
・(A)ガランガル ひとかけ
・(A)コリアンダー 大さじ1
・(A)胡椒 小さじ1
・(A)塩 小さじ2
・(A)アジノモト 小さじ2
〈作り方〉
①ぶりを食べやすい大きさに切ります。
②(A)の材料全てと水300ml をブレンダーでまぜます。
③ジップロップかタッパーに一晩漬け込みます。
【ぶりを焼く時に塗っていたケチャップソース】
〈材料〉
・(A)ニンニク 5個
・(A)赤い玉ねぎ 3個
・(A)ターメリック 大さじ1
・(A)ガランガル ひとかけ
・(A)コリアンダー 大さじ1
・(A)胡椒 小さじ1
・(A)塩 小さじ2
・(A)アジノモト 小さじ2
・(A)黒砂糖 2個
・(A)ケチャップ(インドネシアのケチャップ) 大さじ4
・レモン 1個
〈作り方〉
①(A)全て油とブレンダーで混ぜて、滑らかになったら弱火で混ぜながら炒め ます。
②仕上げにレモンを絞って(A)に混ぜます。
③一晩漬け込んだぶりをグリルで焼きながら、このケチャプソースを両面につけて焼いていきます。（ケチャップソースの量もお好みで）
なかなか日本では手に入らない調味料や材料はこちらで調達いたしました。
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