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コーポレートガバナンスとは?

ここ最近、“ガバナンス”という単語をよく聞くようになりました。
しかしながら、この“ガバナンス”という単語の意味、なかなか実態がつかめないと思っている方が多いのではないかと思います。
“ガバナンス”をキーワード検索してみても、多くの場合、とても難しそうなサイトがヒットします。
この記事では、なんとも意味がつかみにくい“コーポレートガバナンス”について、分かりやすく解説していきたいと思います。


ガバナンスとは何か?

ガバナンスを一言で言うと、“仕組み”です。
もう少し具体的に言うのであれば、“何かを守るための仕組み”です。
一つ簡単な例をあげてみます。
この記事を読んでくださっている方々の住んでいるところにも、交番があると思います。
交番は日本中至るところに整備されており、治安を守るために重要な役割を果たしています。
この例の場合、“治安”が守るべきものであり、“交番の整備”がガバナンスです。
“交番の整備”という仕組みによって、“治安”を守っているわけです。

コンプライアンスとは?

ガバナンスの話をする際、セットのように出てくるのがコンプライアンスです。
では、コンプライアンスとは何でしょうか?
コンプライアンスとは法令遵守のことを言います。
思い切って噛み砕いて表現すると、“不正をしないこと”です。
先程の交番の例に戻って説明をすると、“犯罪を起こさせないこと”=“治安を守ること”がコンプライアンスに該当します。

コンプライアンスとガバナンスの違い

では、コンプライアンスとガバナンスの違いは何でしょう?
ガバナンスを説明する際、“何かを守るための仕組み”と説明しました。
ここでいう、“何かを守る”という守る対象がコンプライアンスであり、その仕組みがガバナンスです。

  • コンプライアンス:守るべきもの

  • ガバナンス:守るための仕組み

先程の交番の例に戻ると、“治安”がコンプライアンスであり、“交番の整備”がガバナンスになります。

コーポレートガバナンスとは?

コーポレートガバナンスとは、企業活動におけるガバナンスのことを言います。
もう少し丁寧に説明すると、“企業活動において何か守るための仕組み”と表現することができます。
コーポーレートガバナンスにおいて分かりやすいものの一つが、情報セキュリティです。
顧客情報が漏れてしまったというニュースをたまに聞きますが、企業活動において、顧客の個人情報は守るべきものの一つです。
顧客情報を守るために、各企業は色々な仕組みを考えます。
例えば、外部からのサイバー攻撃に対して防御ソフトを導入したり、顧客情報ファイルにパスワードをかけたりします。
このように、企業活動において何かを守るための仕組みがコーポレートガバナンスです。

まとめ

今回、コーポレートガバナンスについて解説しました。
コーポレートガバナンスとは、“企業活動において何か守るための仕組み”と表現することができます。
ガバナンスという単語はよく耳にするようになりました。
しかしながら、“ガバナンス”という単語が独り歩きしていて、なかなか意味がつかみにくい単語です。
今回の解説が、少しでも皆さんのお役に立てると幸いです。

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