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日々を綴る(41)6月6~9日

6月6日
数年前から変わり始めていたことが最近は目に見えるようになってきていて、周囲の大人たちの反応や発する言葉も少し変化している。思わぬ提案を受けて、そういう道もあるのかと驚いた。それは自分の中に存在しなかったような単語でつい背中がむず痒くなってしまうけれど、遠い昔の子ども頃の自信のなさが根底にあるせいか、なんであれ評価されることは本当にありがたく、さらに期待に応えたいなどと、つい思ってしまう。40代に向けて、わたしはどうなっていくのだろう。

6月7日
大人の社会科見学の日。「活字を拾う」という表現の美しさ。苦労と言えば苦労なのだろうけれど、そういうものだったから。と言われればそれまでだよなとも思う。
こうした場に出くわすたび、これから先きちんとした形で保管されるようになることを願うけれど、自分にできることが全然なくて愕然とする。役割がそれぞれあるのだと思いたい。
過去を追う、今を生きる、未来を向く。どれも大切。

6月8日
真夏の気温の中であちこちから飛んでくる情報を流し見ながら、夏が苦手であることを思い出す。苦手の要因は自分自身でも増やしてしまっているのだけど、自分ひとりのことではなく、どうしようもできない。
演劇を鑑賞。打ち込めるものがあることは素敵だ。どうしてその世界に飛び込んだのか、ひとりひとりに話を聞いてみたい。

6月9日
大人の遠足の日。一度学んだだけではどんどん記憶がこぼれ落ちていく。繰り返し聞き、話し、読み、目で見る…と繰り返すことではじめて自分の知識として定着していくのだと感じた。
贈りものをいただいた。お祝いでもなんでもなく、「あなたに合いそうだったから」というシンプルな理由がただただ嬉しい。


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