日本の間違った金融政策について

禁輸緩和することはデフレから脱却するための手段であったはずだが、どうやらそれが目的のようだ。政権は交代したが、アベノミクスに対する是非は振り返られることはされない。禁輸緩和により日銀は国債を銀行から買い取る。銀行は国債の利子による収益には頼れなくなる。国債を買い取りによるマネーは国内企業で貸し出せる先があるわけでもなく安定資産への投資に向かうしかなくなる。金利がほとんどないので海外投資家はここぞとばかりに日本の資産を買い取る。日銀はETFによる株価の下支えをしてくれることによる期待感で見せかけの好景気が生まれる。結局、コロナ禍でも株式市場が好調なのはこういった実体経済とは関係なく日本政府がとる金融政策への期待感の現れなのだろう。まさに、投資家に足元を見られている売国政策。この政策によりどんどん日本の優良資産は投資家のものになっていく。この間違った政策に早く終止符がうたれるよう多くの国民が気づくことを願う。

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