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「自分探しの旅」は半径10kmで済む。

新しい場所に行くのは楽しい。今まで知らなかったものを知り、見知らぬ人と話、その土地特有のものを味わう。いつだって新しいものは僕らの好奇心を掻き立て、想像力を底上げしてくれる。

ただ、自分探しという点において最適ではない。なぜなら新しい自分というもは新しい場所と人は教えてくれないからだ。教えてくれないというよりも、知らないのほうが正しいかもしれない。

「自分探し」というのは、「新しい自分を見つける」というのは、”自分のいいところを探してチヤホヤしてくれる人を探す”に近い。
自ら、罵倒を浴びせられながら自分を探す人はいないだろう。初対面の人は皆優しい。

自分というのは、愚直に自分と向き合い、知人と向き合うことで見つかる。”自分を理解してくれる人”は自分しかいないし、”知人から見た自分を理解する人”は知人しかいない。

向き合うということは、難しい。嫌な部分にも目を向けないといけない。いいところも悪いところも含めて自分だからね。それを全て認めることで自分探しの旅は終わる。そこから先は冒険だ。海賊王にでもなんでもなったらいい。

旅をするにはしっかりと準備をして、ね。

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