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【勝手な詩】 真夏蜃気楼

真夏の太陽が沈まぬ空
炎のごとく照りつける日々
砂時計が溶けるように時が流れ
暑さに溶けた夢が蜃気楼となる

汗は川となり、だるさは海に変わり
心の波はゆらゆらと彷徨う
やる気の欠片は風に散り
草原の中で迷子になる

夏の幻影が笑う声が響き
瞳の奥に浮かぶ影絵
だるさに包まれた午後の夢
やる気のない鳥が歌う空

砂浜に刻む足跡も消え去り
海風に漂う儚い思い
真夏の魔法に囚われた私
暑さの中で夢を見る

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