【勝手な詩】 月夜の沈黙
暗闇の中の舞台に
猫の足音が静かに響く
月明かりに浮かぶ爪痕
闇夜の探偵が追いかける
影の中で囁く謎
証拠はただ一つ
猫の足跡だけが
語ることなく、黙りこむ
銀の糸で編まれた夢
迷宮に誘われた魂たち
犯人は誰かと問う声
答えは風に消えゆく
真実は霧のように揺らぎ
幻のように逃げる
猫の足跡だけが残る
秘密を抱えたまま
夜明けが訪れるとき
影は光に飲まれる
謎は解けぬまま
猫の足跡だけが笑う
この記事が参加している募集
サポートしていただけたら、とてもありがたいです。