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【勝手な詩】 今日のスタンプ

あと何年生きるのだろう?
答えは靴下の中、左の靴に隠れている
蝉が裏返しになり、夏が指の間から零れ落ちる

時間はチョコレートの溶けた跡、
ふとした瞬間に現れ、すぐ消える
冷蔵庫の中で忘れ去られたアイスのように

何年生きる?
それは床に散らばった紙切れに聞いてみるといい
どの紙が「今日」かは分からない
どの紙が「永遠」かも知らない

カレンダーは猫の爪にかじられ、
時間はフライパンの中で踊るバターだ
やがて煙になり、
その後にはただ静かな香りだけが残る

あと何年生きるのだろう?
そう問うたなら、
空の向こうの郵便ポストから手紙が届く
内容は空っぽ
だが、封筒には「今日」のスタンプが押されている。

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