P4L ISO-001 standalone製作過程

P4L ISO-001とは

P4L ISO-001とはPATCHING FOR LIFE様(以下:P4L)が販売している音楽機材のアイソレーターです。アイソレーターはEQと似て非なるものですが、説明についてはこちらが参考になると思います。アイソレーターの音が気になる方はyoutubeなどで探してみてください。

P4LのISO-001は本来モジュラーシンセの一部として組み込むものですが、今回P4Lのご好意で電源部をゴニョゴニョしてもらい、元々欲しかったのもあり、standalone版を製作することになりました。ちなみにstandaloneは単体で動くって意味です。モジュラーシンセは組み込まないといけないのでね。

基盤製作過程

製作過程に関してはP4LのJUNさんのnoteに丁重に記載されているため製作するには充分です。向きなどに注意し、BOMリストに従って制作していけば、誰でも作成できると思います。

チップ抵抗だけは初心者には難しいと思うので、無理にチャレンジしない方がいいと思います。

パーツ(電子部品)

肝心なパーツですが、掲載されているMOUSER PROJECTで買った方がいいと思いました。なぜなら全て音響用部品が使われているからです。電解コンデンサのFine Gold(ブランドみたいなもん)などは国内の秋月電子の方が安いかもしれませんが、このプロジェクト以外買わないのであれば同時に発注してしまった方が良いです。また、BOMリストにある抵抗ですが、Dale(デール)というメーカーで音響用の抵抗です。これは秋葉原でもなかなか売っているところがありません。上記を考慮してもMOUSER PROJECTで買った方がいいです。

MOUSERでは6000円以上であれば発送料が無料になります。購入時プロジェクトをそのまま突っ込むと5800円だったと思うので、なんでもいいのでカートに入れましょう。機材に強くない人はヘッドホン変換ジャックなんか入れとけばいいのではないでしょうか。

あとはおまけですが、RCAジャックDCジャック、ノブなど、standalone特有のものを追加で発注しました。基盤スペーサー(基盤を固定するもの)は家にありました。基盤とケース間は3mm,ISO-001と電源部分は30mm(15mmを2つくっつけた)がちょうど良いサイズ感になりました。忘れてましたが、内部配線のケーブルが必要です。5mあれば余裕で足りると思います。ちなみに私はオヤイデ電気さんの内部配線です。

あと注意ですが、電解コンデンサの47uFはこちらが良いです。何が違うのかというと電解コンデンサの高さが違います。この高さが後々の収納に影響します。

チップ抵抗が入っていないのでLEDを使用する方は入れてください。ただ、チップ抵抗はかなり小さく上級者向きです。無理にチャレンジするならない方がいいかもしれません。

ケース

ISO-001を収納するケースについてJUNさんにアドバイスいただき、タカチのMB8-7-18を採用しました。店頭で1200円くらいだった記憶です。収納する数値では空間に余裕があり、狭すぎず大きすぎないちょうどいいサイズ感です。

このケースに穴を開けます。穴あけにはドリルなどが必要なので、注意しましょう。穴あけ機材があればドリルがなくてもできますが、めっちゃ疲れます。アイソレーターのHI・MID・LOW(3つ)、RCAのIN/OUT(4つ)、DCジャック(1つ)、電源(これは不要な人は不要。1つ)。あと基盤を固定するための穴を4つ。個人で作成したので穴のサイズ感や端子の距離感は割愛します。

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内部構造

内部はこんな感じです。無理矢理詰めていることがばれる。。。

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完成品(動作確認)

いろんな曲を試しましたが、音が本当にスムーズです。音のキレ方、音域のバンドがちょうどいいです。今後は必要に応じて現場に持っていきます。以下はVESTAX PMC40でSEND/RETURNで通しています。SEND/RETURNがレベルで調整するタイプ+スピーカー直なので分かりづらいですがね、、、


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