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第49試合「未来を見据えて」

明日9月12日よりN-1 VICTORY 2021が始まる。

1ブロック4名での3試合リーグに1日2試合の決勝トーナメントと例年より過酷な戦いとなった。

前にN-1優勝は拳王と予想したが、拳王はこのN-1を重鎮への戦線布告と位置付けた。

以前から拳王は重要な試合には何かしらの目的を掲げて来た。
確かに現在のNOAHは50代の杉浦貴がナショナル王座を持っており、GHCヘビーも丸藤正道の前は武藤敬司が持っていた。このN-1でも50代の選手が沢山エントリーいる。そして、そんなNOAHに反旗を翻す拳王。
正しく会社にも牙をむく拳王らしい目的だ。

しかし、拳王が「真のGHCチャンピオン」となるには、倒さなければいけない選手がいる。
藤田和之とザ・グレートムタである。

2022年元日に真のGHCチャンピオンとして武道館に立つ為にはこの二人は倒しておきたい。この点は清宮海斗と似ている。
ただ、潮崎豪が現在休場しているため足踏みをしている清宮と違って、拳王の相手は目の前にいる。
そう、拳王優勝の際にDブロック進出を藤田和之にした理由がここにある。

拳王の武道館ロードは
1.N-1Bブロックを通過後、決勝トーナメントで藤田和之を倒して優勝
2.10月10日に丸藤正道からGHCヘビー級タイトルを奪取
3.一度タイトルを防衛後、元日の武道館で清宮海斗を迎え撃つ
これが私の考える武道館への道である。

そしてGHCヘビー級タイトルを獲った後は約2か月間隔がある為、そこで一度タイトル戦が行われるだろう。
ただ、N-1が終わってすぐの為、出場選手がタイトル挑戦に名乗りを上げるには期間が近すぎる。
そうなるとN-1出場していない、ある程度知名度のある選手・・・
そう、グレートムタである。
以前、SPシングルマッチではあるが、一度拳王を倒している実績が有る。
いきなりタイトル挑戦を表明しても異論は少ないだろう。
拳王にとっても負けた相手にリベンジする機会でもあるから、表明があればすぐOKを出すはずだ。
そして11月の代々木体育館でタイトル戦を行って拳王が防衛する。

これが拳王の武道館への道である。

小橋建太も、最近のNOAHは生え抜きが前に出て来ていないと言っていた。
その辺りも拳王の考えと同じなのだろう。
拳王のN-1 VICTORY 2021、そして武道館に向けての課題は山積みである。

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