二つ折れになった格好

立ち姿の美しい人は、挨拶で体を曲げる時もきっと美しいのだろう。

私などは普段から猫背だし、体に芯がないとよく言われる。お辞儀などしようものなら、ただでさえ曲がった体が波打って誠意のかけらも表せない。

「美しさ」なんて私からは遠く遠くにある形容詞だ。

でも、社会人ともなればお辞儀をする機会も増えるってもんで、いつまでも波打ってるわけにもいかない。わかめでもあるまいし。

さてと、美しいお辞儀。何をお手本にすればいいのやら。美しく二つ折りになるものを、とりあえずは手近で探してみようか。

(!)

いいのがあった。カバンの中にあった。二つ折りの財布。どうだろう。財布の真似でもしてみようかと思ったが、いかんせん財布の仕事は開くか閉じるかの二択なようで、お辞儀の構えを維持してくれない。

あぁ 昔の携帯にパカパカするやつあったな。スマホができてからはガラパゴス携帯とか呼ばれるようになったやつ。でも私は高校を出るまで携帯持ってなかったんだ。その頃にはスマホが流行りだして、スマホ欲しいなぁとか思いながら二年間くらいだけ使っていた記憶が。。

なんの話だっけ。…二つ折りか。

美しく、二つ折れのもの。美しく、うつくしく、、

(?)

あ、あった。こんなところにあった。

今度からは、これを参考にでもしてみようかな。