kindleの売り上げの話をすると、官能小説は半年くらいで売り上げが急落するんですよね。シリーズ作品でない限り、1年後に売り上げがほぼゼロになるものがほとんどです。一方でノウハウ本は「聞きかじりでなく本物の経験に基づいた場合は」強いです。5年後も売り上げが続きます。
今日という日の努力の見返りがすぐに手に入ったら、例えば今日が終わった時や明日に得られたらよいのですが。ほとんどそういう事は起こらないです。頑張りの見返りはいつかは来るけれども、そのいつかはずっと先になってからしかわからないんですよね。それでも日々を精いっぱい生きる。
久しぶりにkindleの無償配布を試してみたら、同じシリーズの既読KENPがかなり上がっていました。たまにやると効果ありますね。なお具体的なKENPの数値と売り上げ額を出すとアカウントBANされる危険があるのでご注意を。
小説を長らく書いていると、筆が進まないよりも厳しい「書くことに対して罪悪感を感じる」状態になることがあります。自分が描きたい理想の物語に対して筆力があまりにも遠く及ばないように感じて、書くことが申し訳ないとなってしまうというか。他人には理解されない内心の葛藤だけに辛いものです
エンタメ小説の執筆は、突き詰めると「自分が心底から好きなもの」を「衆目にさらす」行為に到ります。ですので、自分が好きなものをけなされたくない批判されたくないという恐怖に囚われると書けなくなります。けなされようが揶揄されようが好きなものは好き、と居直れない繊細な方には辛い道です。
才能とか成果物とか、執筆スピードとか、上を見てもキリがないし下を見てもそれなりに居るわけです。いいものは参考にして、悪いものは避けて、昨日までの自分を基準に毎日少しずつ良くしていくのが一番の近道かなーと。人間はある日突然生まれ変わりませんし、サイヤ人みたいに変身もできません。
小説で「天才」をきちんとした天才として描きたい場合は、噛ませ犬を用意するのが定石です。それもただの噛ませ犬ではなく、それなりの実力者が嚙ませ犬にしかならないという描き方が重要です。「嚙ませ犬の嚙ませ犬の噛ませ犬」ぐらい多段階でやると凄さが引き立つちます。
最近、AIの進化をまざまざと見せつけられてですね。キャラクターや情景描写の巧拙に関しては筆力のあるプロと尖った個性持ち以外は勝てないんじゃないかってレベル。逆にAIの表現から学ぶ時代が来てますね
伝わる文章というのは語彙力や比喩もさることながら、伝え方の種類が多いです。視覚的な特徴はもちろん、情景の明暗、キャラの印象、キャラクターのしぐさ、音などなど、さまざまなものを駆使して描写しています。表現力がつかないと悩んでいる方は、自分が何種類の描写をしているか意識するといいかも
小説執筆。起承転結や序破急をあれこれ創意工夫するのもいいのですが、土台にあるべきは「自分が書きたい話を書く事」です。自分の好きを見失っていたり、自分の好きに嘘をついていくとしんどくなります。他ならぬ自分の性癖を大事に。
毎日更新したい場合、下手に文字数にこだわるよりも、一日のうちの何回、執筆するかを決めて回数を増やした方がいいです。文字数にはムラが出やすいですが、取り組む回数は努力とやる気次第でコントロールできますので。
とっかかりとして雑な文章を書くのは全然ありというか、書きなぐった後に推敲するのは作家あるあるなのですが、「面倒くさいから書きなぐった状態で公開すればいいや」なんて読者をナメてることをやってる方はまあ・・・人気作家になるなんておこがましいです。プロ目指すなら細部まで気を遣わないと。
小説の量産については、書くことも大切ですが書いていない間の行動も大切です。具体的には、脳内でどれだけ構想を練っているか、書く前にどれだけプロットを作りこんでいるか。実際に書く段になってから考えるのではなく、考えるのを終えてからあとは書くだけという状態になると早く書けます。
「俺はこんなにすごいんだ!」を示す手段として小説を書く人が居ます。 「俺の書く小説はこんなにすごいから見て!」と心の底から思っているから小説を書く人が居ます。 たいていの場合、前者は後者に勝てません。 作家の我が鼻につく作品はうざくいです。
基礎。基礎が大事。何かに迷った時によって立つ基礎、土台があると自分の調子を取り戻せます。小説で言うとコンセプト、何を書きたいかが大事って話。というわけで本腰を入れて義母といちゃつく少年の話を書いてます。
いいものを書くにはいいものを取り入れないといけないんですが、「取り入れないと」とか考えている時点で老化を感じますねえ。好きなものを追いかけていたら自然と好きなものが血肉になっていた、そういう生き方をしたい。