結局セキュリティソフトってどうすればいいのか

スマホやパソコンを店舗で買うと、もれなく強制契約オススメされるセキュリティソフト。要らないという意見もネットでチラホラあるが、結局どうすればいいのか。個人的な意見だがまとめる。


セキュリティソフトとは何か

ウイルス保護を目的としたソフト

コンピューターウイルスを知らない人はほとんどいないと思うが、一応説明すると「増殖可能な、コンピューター内のデータを壊したり、個人情報を抜き取ったりするなどの不正ソフト」のことを指す。最近は増殖できなくても不正ソフト全般がウイルスと言われる。
入ってきたらとても困るめんどくさいソフトウェアを、被害が出る前に検出して削除してくれる、というのがセキュリティソフトである。

最近は他の機能もある

詐欺サイトや保護者の管理が可能なペアレンタルコントロール、パソコンを軽くする機能がついているものもかなり増えてきている。
ウイルス対策ソフトではなく、セキュリティソフトと言われるようになったのは恐らくこのためだろう。

なぜセキュリティソフトは不要と言われるのか

ウイルスに感染はもう珍しい時代

「何もしなくてウイルスに感染しました」は今となっては昔の話である。
なぜなら、スマートフォンは「何もしなくてウイルスに感染する」ことは不可能に近いからだ。PCに至っても、LinuxやMacは「何もしなくてウイルスに感染する」ことはほぼほぼ無く、Windowsも「Windows Defender」の登場により無償でウイルス対策できるようになったため、自分からウイルスを入れない限りまず感染することは無い。
そのため、ウイルスに感染することがほぼ無いのであれば入れる必要なくね?という理論で「不要」と言われるのである。

本当に入れる必要はないのか

ウイルスを防御する目的であるならば、不要である。
ソフトウェアップデートなどをしっかりしているなら、ウイルスに感染する可能性が極めて低いからだ。
ただ、ウイルスを防御する目的以外なら入れる価値はあるのではないか、と
私は考える。

セキュリティソフトを入れるべき目的とは

近年増える詐欺サイト、ウイルスに感染しました!という警告メッセージで、ウイルス削除の依頼料を求めてくるという詐欺サイトはまだまだ現役である。
最近のセキュリティソフトは、そのような危険なサイトを警告する機能がある。ということは、詐欺でないと見極めることができない人は入れるべきである、というのが私の持論だ。正直何億というウェブサイトが開設される世の中で、どこまで対応しているかは未知数ではあるもののWebサイト警告で助かった人は多いはずだ。
ただ、正直そこまでしないと防げないのであれば、まだネットを使うべきではないと思ったり。

無料のセキュリティソフトは入れない方が良い

無料のセキュリティソフトは基本的にWeb警告の機能が無い。最も懸念すべきことは、入れたら感染リスクが上がる場合もある。ということだ。
特にWindows Defenderでは、ウイルス対策ソフトが入ると自動で停止する。(セキュリティソフトが2つ入るとお互いの動きが干渉するため)
無料の質が悪いセキュリティソフトを入れることにより自動で止まったら、リスクが上がるのはわかるだろう。

最後に

あくまで「個人単位」で「今」の話である。古いバージョンのOSを使用していたり、企業である場合はまた話が変わってくる。
最も大事な点は、セキュリティソフトが入っていれば大丈夫という安易な考え方でネットを使うべきではない。
正しい知識を持ってから使用することが大切だ。

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