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不動産あれこれ

日本最大手の住宅ローン専門の金融機関のARUHIが「本当に住みやすい街 大賞2021」を発表した。

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1位は京浜東北線の「川口」
昭和の時代は「川口」といえば”鋳物の町”というイメージで中小の工場がたくさんあるエリアだったが、昨今は駅前が再開発されてタワーマンションが林立してガラッとイメージが変わった。
ポジション的には東京に一番近い埼玉で、西の武蔵小杉と同じような感じか。
住みやすさからいえば、荒川を渡る前の東京・赤羽と比較しても不動産の価格は安いし、物価も安い。
アンケート回答を見ると公園が多い、という回答があるが川口市はそれほど法人も多くないが公営ギャンブル、”川口オートレース”の収入が億を超えている!

2位 大泉学園

練馬区の北西部で埼玉県がすぐ。
西武池袋線「大泉学園」は「池袋」まで約20分、「東京」まで約40分といことで意外にも都心へのアクセスがいい。
その昔は雑木林のイメージが強いが、西武グループはここに教育機関を誘致して学園都市を築こうとしたが失敗。その”学園”だけが名前に残った。
この街の魅力はやはり自然が豊かなことが挙げられている。
駅前の再開発で商業施設もでき利便性も高くなった。

3位 辻堂

湘南エリアでありことは多くの人が知っているけれど、正確には知らない人が多いんじゃないだろうか。東から「鎌倉市」「藤沢市」そして「辻堂」その西が「茅ヶ崎」。
東海道線で「東京」まで直通55分。1位、2位のエリアよりも都心へのアクセスは劣るが湘南新宿ラインの開通で新宿、渋谷にも乗り換えなしで行ける。
しかも湘南のイメージがあって藤沢に比べると不動産価格も安い。

このランキングの上位3つのエリアに共通していることは都心へのアクセスが良いこと。
そして駅前の商業施設が充実していること。
1位、2位は駅前の再開発があり整然としたこともある。

このARUHIのランキングよりも前からやっているのがSUUMOの「住みたい街(駅)ランキング」

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こっちの方が少し、すかしている感じがする。しかも、意外性はない。選ばれた理由もなんとなくわかる。(ARUHIのランキングで5位、7位小岩はなかなか!)
ここで発見!なんとARUHIと被っているエリアがない!
家を探している人たちを対象に行ったアンケートなのにここまで違うのも面白い!

家さがしでエリアは重要だけれどほとんどの人が今住んでいるエリアかその沿線でエリアを決めている人が圧倒的に多い。地縁性っていうやつ。
まったく縁もない知らないところに住むのは不安もある。
住むエリアも一つの場所に固執せず、こんなアンケート、ランキングを参考に考えてみるのもいい。
家さがしにはいくつかの優先順位もあるが、住まいのエリアの考え方は自分たちのライフスタイルを実現してくれる場所であることが第一位であることは言うまでもない。