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棲家をツクル物語 第四回〜屋上と外壁工事が終わった〜

工事はコロナの時だからこそ出来たのだと。

10月8日


今日も空き地にクレーン車が登場だ。
おしゃべり君が、張り切って隙間を埋める。


隙間を埋めるって、いい言葉。
隙間産業。私の仕事も同じ作業だ。


ボスのぶたさんに、一晩悩んで決めた屋上の塩ビシートの色を発表した。
廃墟ギャラリーの屋上は、廃墟感を残したいので濃いグレーに。
第2ターミナルビルの、住居空間になる屋上は深い緑色に。


平行して、職人さんがやってきて、屋上の下工事が始まった。


みんなが好きだった、端っこにあった苔が無くなってしまったが
仕方ない。
またいらっしゃいな。


ぶたさんは手際よく職人さんに指示を与え次の現場へと行ってしまった。

今回はせっかくなので、廃墟ギャラリーの朽ちてるコンクリート部分も
少し綺麗にしてもらうことにした。


いろんな工事は、一気にやってしまった方が良い。
熱りが冷めると全然やらないし、熱りなんかすぐに冷める。

これで雨漏りで困っていた、天国ビルもようやく普通のビルになると思ったら
とても嬉しい。

10月9日


今日は再びクレー車がやってきて、外壁の残りの作業。
今日と明日は、4階廃墟ギャラリーと3階ふらんす座で、可愛子ちゃん達の展示販売会が入っていた。


おしゃべり君は今日もとても元気で、クレーン車越しに可愛子ちゃんとお喋り。


映画みたいなシーンだった。

第2ターミナルビルの屋上も、塩ビシートを張る前の工事が始まり。


廃墟ギャラリーと第2ターミナルビル屋上は、脚立で行き来出来るので
可愛子ちゃんたちの展示と合わせて、色々楽しい景色だった。


ヲルガン座の電気屋さん、ダーオカさんが来てくれて
棲み家になる”ひみつ”の部屋の配線を調べたり、古い配線を切ったりと。


この日はたくさんの手が入り、賑やかな工事の1日だった。

その後、個人的にはいろいろあり、
神田白山の襲名披露公演を見に行ったり


倉庫の荷物を入れるために、頂けるラックを見に行ったり


新しいアルバムのレコーディングをしたり


10月15日から店がようやく通常営業になったり


何年かぶりに新しいメニューにしたり


部活したり、


取材したりとまあ、色々な間にも工事は着々とすすみ

10月16日

少し目を離した隙に、屋上は綺麗に塩ビシートが張られていた。


足でトントン踏みながら空気を出して張るそうです。


そして屋上が仕上がりました!

第2ターミナルビルの屋上も仕上がりました!


10月19日


クレーン車も、最終日。
仕上げの日です。

あっというまの感覚ですが、この間職人さんとのふれあいは楽しかったです。

趣味を聞いたり、時間の使い方について、仕事の難しさなど
さまざまな話が出来たので、とても貴重な時間でした。

まずは、外壁と屋上!

有り難うございました!

そして次は、早くも部屋の内装の打ち合わせへと続きます!


第五回につづく→

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