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登山で実践してきた「日焼け対策」のレビューまとめ

日焼けは、肌の老化やシミ・そばかすの原因になるだけでなく、皮膚がんのリスクも高めると言われています。私は、日焼け対策をしっかりしている人は、アウトドアに慣れていてかっこいいと思っています。そこで、日焼け対策は日々研究して、自分に合った方法を探してきました。

登山で日焼けする体の部位を頭・腕・足の3つに分けて、わたしの試行錯誤の遍歴を紹介したいと思います。


1. 頭まわり

登山を始めたころは、日焼け対策について何も知らなかったので、帽子もせずにハイキングをしていました。その結果、顔や首が真っ赤に日焼けしてしまいました。シャワーを浴びるとヒリヒリするし、衣服に体を通す時にも痛みを感じました。決して肌にはよくないのに、この感覚をあたかも「アウトドアの勲章」として良い意味で捉えてしまっていました。

人生出始めての2000m級の山をハイキング。帽子なし、半袖、ハーフパンツという出で立ち。顔から首元、腕が赤く日焼けしている。

フーディ ベースレイヤー

YouTuber の Kraig Adams さんの動画を見てテント泊登山に興味を持ち始めたことがきっかけで、海外アウトドアシーンでは重視されている日焼け対に注目するようになりました。Kraig Adams さんはフード付きのウェアを着用して顔や首を覆っているスタイルで登山されています。私も見よう見まねで、キャップとフーディタイプのベースレイヤー を着用するようになりました。これによって顔の一部と首の後ろの日焼け対策ができました。

 Kraig Adams さんのスタイル

しかしながら、フードのサイズが小さくて窮屈さを感じました。加えて顔面の一部にまだ日差しのあたる部分があり、日焼け対策として不十分でした。フーディはフードのサイズ感が大切と感じました。

Patagonia クールデイリーフーディのフードサイズは小さい

そこで海外アウトドアで最も人気のフーディを試しました。Outdoor Resesarch Echo hoody は、その軽量で通気性の良い生地と、バラクラバのようなフード形状が特徴で、海外アウトドアではよく見かけるフーディとなっています。以前から気になっていましたが、たまたま日本国内で入手できたので早速ためしました。フードで隠されない顔面は引き続き、日焼け止めスティックとリップクリームで対応しました。
結果として、日焼け対策としては十分機能しましたが、着用時の着心地の観点で課題がありました。バラクラバ状のフーディはスマートに頭を包みますが、上半身の熱が首元から外に逃げにくくなり、体がオーバーヒートする感覚を覚えました。

森林限界で快晴の空では快適なベースレイヤーとなる。風が吹いているので熱がこもりにくい。

森林限界で気温が高くなく、風が吹いている環境では気になりません。一方で樹林帯のような気温が高く、風がない環境では、熱のこもりが気になりました。フーディは日本の夏山では活躍できる機会は限られると感じました。
また最近になって気づいたことですが、私の首はすこし長いようです。フーディを着用した時に頭が引っ張られる感触があり、ストレスに感じていました。

樹林帯は風がなくて熱がウェア内にこもって体がオーバーヒート。汗が頬をつたっている。

ケープ付きキャップ

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