コップで生け花006(ギガンチウムと瓶ゴミ)
夫は酒好きです。
晩御飯を食べつつ飲みはじめ、食べ終わると寝ます。
私も酒の味は好きですが体質的にあまり飲めません。
なので毎日、寝ている夫を横目に後片付け。
ワインや焼酎の瓶はゴミとしての体積が大きいし、缶のように潰せないので台所をどんどん圧迫していく。このかさばり方がイラッとくる事も。
<材料>ギガンチウム・タニワタリ・サマースイートピー・色々な瓶・ハサミ・ボウル
花代は全部で¥650。
全体に高低差を出すため大きさが違う瓶4本をチョイス。左からスパークリングワイン、赤ワイン、梅酒、甲類焼酎。
瓶それぞれに水を入れて、ならべます。背の高いものを後ろに、低いものを前にするとバランスが取りやすい。
こんな感じ。
まずはメインのギガンチウム。この巨大ネギ坊主のような堂々たる風格! 名前も強そう! 今が旬なのか、花屋さんでたくさん安く売られていました。こういう旬の安くて珍しい花は絶対買い。魚屋の魚と一緒です。シーズン以外で買おうとすると探すのが大変なばかりか3倍くらい値が違う……。
買ったばかりのギガンチウムにはたいてい花がまばらな「ハゲ」部分があるので
竹とんぼを飛ばすような両手の動きで、花をぐるぐる回転させます。
まんまるになりました!
1番大きい瓶の高さ×1.5倍くらいの長さにして、水を張ったボウルで水揚げのために水切り(水中で茎の先端を2cmほど切る)をします。こうすると花持ちがよくなります。
瓶にいれるとこんな感じ。
次は、タニワタリ。
短くするために葉を自然な感じにカット(葉が水につかると瓶の水が腐るので、水にふれる部分は茎だけにする)。最後に水切り。
まずは縦方向、
次は横方向にタニワタリを生けます。こうすると立体的なひろがりが生まれます。
前にもギガンチウムをポンポンいれて、大体のかたちが決まりました。
最後にサマースイートピー。はじめて花屋さんでみました。一般的なスイートピーより“豆々しさ”が残っていて(実家のエンドウ豆の花を思い出す)かわいい。
適当な長さにして、水切りをし
花や葉の隙間をうめていきます。
完成!
瓶をよくみるとギガンチウムの樹液で、水がピンク色に! あわててネット検索。服につくと落ちない厄介な液だそう。きれいな色。
ギガンチウム、君はつくづくおもしろい花だな!
夫によってもたらされた様々な瓶で、楽しく作業できてよかったです。
これだから、生け花はやめられないなあ。
*
※本文はここまで。よろしければ投げ銭をお願いします。みなさまのお金で次の花を購入します(たくさん集まれば豪華に!)。引き続き「この花を生けてほしい」「こんな容器をつかって欲しい」「こういうシチュエーションの生け花をみたい」などの要望受け付けます。よろしければコメント欄まで。
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