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ただのオタクでリーマンが台湾で日本書専門店の店長をやった結果   その1

「台湾人と結婚した!」

2012年10月から2019年8月までの台湾生活の中で、最大最驚のイベントと言って間違いないでしょう。

私の奥さんはアーティストで絵を描いているんですが、彼女との出会いから結婚までのエピソードは何度も飲みの席で「話して」とせがまれたので、やはり稀有な経験なんだと思います。

ちなみに奥さんのHPを紹介しておきますので、気になる方は見に行ってみてください。いずれ別の機会に彼女の作品についても触れたいと思います。

poppy purrs factory (as joyce huang)

奥さんは絵描きでお互いの共通の友人がやっている台北のギャラリー兼マンガ喫茶のMangasickでの個展の最中に出会いました。
創作の事や、影響を受けたものなど、説明を聞きながら、何となく共通するモノは初対面の時に感じてはいたものの、まさか付き合う事になるとは、まったく想像してなかったです。
はじめて出会ってから、その翌週には当時彼女が住んでいた台中で周辺とアトリエの紹介をしてくれるというので、これも単純に興味本位で遊びに行ってみたんですが、まる1日台中を案内してくれて、台北に戻ってきた翌日、彼女からLINEで丁寧な日本語で「付き合ってください」とメッセージが届き「マジかっ!」とびっくりしたものです。

台湾の女の子は積極的な子が多いと聞いたことがあっても、まさかここまでとは想像してなかったです。
だって初対面から1週間しか経ってないし、じっくり話したといっても丸1日ぐらいの間ですからね。
確か「付き合う付き合わないは別としても、もう少しお互いを知る為にも、何度か会ってから決めても遅くないのでは?」と返事した気がします。

それからお互いに台中と台北を行ったり来たりするようになり、気が付いたら付き合いはじめていたと言っても間違いないと思います。
それから3年ちょっと、彼女の気の強さから何度かケンカをする事があっても一緒にいるのが心地よくて、結婚の話もいつの間にか進んでて、彼女が日本に住んでみたいという夢も何とか叶えてあげようと思ったし、流れに逆らわず、ここまで自然に来れたのはパートナーとしてお互いに合ってるからなんだろうなと思います。

台湾人だから。
日本人だから。
オタクだから。
サラリーマンだから。
アーティストだから。
という凝り固まった思考など入る余地が無く、お互いを直感で見つめる事ができた結果、年齢も立場も違う二人だけどすごくフラットな関係性が築けたのは幸せな事だと思います。
初めて会った時の事を彼女に聞いたら「直感でこの人と付き合うと決めた」と言っていました。私も口に出しませんでしたが、直感でこうなる事は感じ取っていたので、何の違和感も抱かずここまで来れました。

台湾で駐在員になる事なんて想像していなかったし、
まして結婚なんて、まったく考えてなかったので、人生なんてどう転ぶか分からない、そう感じた最高のエピソードでした。


今後もこういった私が台湾で体験してきた事を、紹介していきますので、よろしくお願いします。

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