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メンバーシップ 入退会数のご報告

7月に始めたnoteメンバーシップ毎月1日退会or継続課金のわかるタイミングで、きのうは4回目の節目でした。きょうは、入退会の状況をおみせしつつ、サブスク(定期購読)の情報発信について、この数カ月で感じたことをおつたえします。

◆ 9月末の退会者数

noteメンバーシップは「10/1-10/31」のようにカレンダーベースの課金です。10/30に申し込んでも、「10/30-11/29」ではなく、「10/30-31」の2日間に月額が課金され、11/1にまた課金される仕組みです。

日々の入会状況は続々と私のもとに入ってきます。ただ、退会状況はリアルタイムでわかりません。たとえば、Aさんが9/15に退会を申し出ても、9/30までは会員です。私が会員の退会状況を確認できるのは10/1に日付がかわったときです。

実際の数字でみたほうがイメージしやすいでしょう。

9月末時点の会員(ベーシック・コアメンバーの合計)は11,800人強でした。これが10/1未明のうちに更新されました。退会者は620人ほど。結果として11,200人ほどが継続課金していただいたかたちです。退会率は5%、裏返せば継続率95%です。

月500円(ベーシックプラン)以上の価値があるとみてくださったかどうか。課金を伴う判断が数字としてはっきりと表れるわけです。無料のTwitterフォローの継続と比べ、ハードルは全然違います。

◆「新規開拓」より「既存メンバーの満足度」

日々の新規入会の動向ももちろん気になりますし、多く入ってくださればうれしく感じます。しかし、それ以上に既存の11,000人以上の評価のほうがはるかに大切です。

新規入会の方と異なり、既存メンバーの評価はすでに記事をたくさん読んでくださったうえでの評価です。

また、「新規入会」より「既存メンバー」のほうが、数がずっと上です。既存会員は11,000人以上。8月も9月も新規入会は3,000人ほどでした。新規メンバー獲得より既存メンバーの満足度向上の方が優先すべきなのは数字の面でもはっきりしています。

◆ 毎月1日は選挙開票の気持ち

毎月1日は既存メンバーからのいわば「査定」が伝わります。この1か月間の情報発信。あるいはそれ以前の積み重ねも含めて、評価が如実に表れます。大げさかもしれませんが、数字をみるときは選挙開票のような気持ちになります。

サブスクに詳しい方によれば「立ち上げ当初は試し読みして、すぐ退会する人も多い。継続率が90%以上ならかなり優秀」と聞いたことがあります。

継続率は7→8月が96%8→9月が94%9→10月が95%。この3カ月はひとまず「合格」の評価をいただけたものと感じています。

とはいえ、サブスクは半年や1年試したうえで、あらためて解約を判断するケースも多いと思います。入会から日の浅い方がすぐに離れることもあると思います。

既存の方にもっと満足していただき、長期的な信頼をいただけるよう努力してまいります。

◆ YouTubeと大きく異なる

YouTubeのマネタイズは主に広告収入です。このため、1人1人に深く満足していただくよりも、多くの人の目に触れることが収益を左右します。

このため、サムネイルを目立たせ、ときに煽ったり、過剰な主張をしたりすることも起こりえます。短期間で主張がコロコロかわっても、不特定多数の人の目を引けば、収益にもつながるという構造です。

一方、noteのようなサブスク型では上記の手法は通じません。過剰なあおり断定的な相場予測、さらには毎月のように主張がコロコロかわっていては継続課金はままならないはずです。

つまり、サブスク型は発信者の目線が「きょうたくさんみてもらう」ことよりも、「長く信頼してもらうこと」に力点が置かれます。

背伸びして過激なコンテンツを作るのではなく、長い目で読者に信頼されるよう真摯にコンテンツをつくる――。これは読者目線であると同時に、情報発信者としても、とてもやりがいがあり、しっかり続けていけるスタイルだと思います。うまくまわれば、発信者と読者の双方にwin-winの関係が継続する気がしています。

Netflixに代表されるコンテンツビジネスに限らず、車や家電などいろんなモノでサブスクビジネスが広がっています。上記のような売り手・買い手のwin-winの関係がその根底にあるように思います。

◆ メンバーからの信頼は大きな資産

おかげさまでnoteで大きな売り上げがたったことで、独立後の収益面の不安は薄まりました。

ただ、多くのメンバーの方と接点をもち、信頼を頂けるのは、おカネよりもはるかに大きなアセットです。先日のオフ会でも多くの方に感謝の言葉を直接いただき、多少なりとも社会に役立てている喜びを感じました。

noteの情報発信は人気商売の側面もあるので、売上高は浮き沈みが激しく、1年後どうなっているのかわかりません。しかし、多くの方に感謝して頂けたことは消えるものではありません。大きな信頼をいただければマネタイズの力が弱まっても、きっといろんなかたちでのアセットが残るように思います。

そう考えると、不特定多数の人の目を奪うことに奔走しがちな広告収入型の情報発信よりも、長い目でのお客さんの信頼を最優先するサブスク型の情報発信のほうが本質的な仕事の意義が大きいように感じます。

メンバーシップをはじめてまだ数カ月なので、かなり粗削りなご報告です。日を重ねるごとに、また新たな考えも加わっていくと思います。ただ、「長い目でみたお客様の満足度、信頼度向上を最優先に」の軸はぶらすことなく、みなさまのご支援を追い風に、仕事に力を注いでまいります。

2022年10月2日 後藤達也

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