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【プレビュー】ジャクソンホール会議

ここ数日、マーケットニュースで「ジャクソンホール会議」という言葉があちこちで聞かれます。

毎年8月下旬に開かれる経済シンポジウムです。世界の中央銀行首脳や経済学者が集まります。FRB議長の講演は今後の金融政策運営で重要なメッセージを出すことが多く、FOMCなみに注目されます。

そもそも、8月は夏休みシーズンで、7月FOMCと9月FOMCの間は8週間もあります。雇用統計やCPIもでていますし、FOMC間の中間評価にもなります。

パウエル議長の講演は日本時間8/25(金)23:05です。

シンポジウムのタイトルは「グローバル経済の構造変化(Structural Shifts in the Global Economy)」です。FRB議長講演はシンポジウムのタイトルに沿うパートもありますが、タイトルに関係なく当面の米金融政策を語ることもよくあります。

では、どういったメッセージが打ち出されそうか。今回は私の見立てを示しつつ、その背景や市場への影響を整理します。

◆ 想定されるメッセージ

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