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YouTube 今後の運営について

独立初日の4/1にYouTubeをはじめました。なので、半年。noteメンバーシップは3カ月。どちらもちょっとした節目という感じです。ノウハウアルゴリズム、YouTubeのポテンシャルなど、少しずつ肌で学んできました。で、今後、YouTubeの運営を少し修正しようと思います。

◆ 週数本 → 月数本に

YouTube、最初の数カ月は週に3-5本ほど配信していたと思います。幸い、5月には登録者が10万人を超え、ほどなくして銀の盾も届きました。

▲ 銀の盾は本棚に。けっこういい質感です。

当初は試行錯誤も兼ねて、かなり時間を割いていました。多くの方に認知していただくには初速が大切ですし、「YouTubeを伸ばすには週数本のアップが不可欠」といった指摘もよく聞いたためです。

ただ、これからは月数本を目安に頻度を減らそうと思います。減らす理由は3つ。

【理由①】時間が足りない

Twitter, note, YouTubeを3本柱と位置付けていますが、YouTubeは動画資料や収録、アップロードなどがあり、noteよりも労力を要します

最近は日経テレ東大学出演や本の執筆、学校訪問など、活動を広げています。「どの仕事をやらないか」を判断する毎日で、YouTubeをキャパシティー内でこなせない日が増えてしまいました。

【理由②】noteが大切

noteは課金までしてくださり、長く支持してくださる方が中心です。発信側としても長期で信頼していただくためにコンテンツを作る努力をします。一方、YouTubeは不特定多数の方が視聴者です。一般に、目先の収益や再生数重視で無理に刺激的なコンテンツを作ってしまいがちです。

再生数を稼ぐことに日々意識が奪われると、自分自身のやりがいや体力も摩耗していくように思います。YouTubeは流行り廃りも激しく、再生数稼ぎに必死になった挙句、再生数が落ち始めるといろんな意味でキツくなると思います。

noteは背伸びすることなく、伝えたいコンテンツを届けられ、心地よく情報発信し、みなさまからもいいフィードバックを頂けます。またおかげさまで十分すぎる収益があり、事業運営の面でも無理をしてまでYouTubeに頼る必要性は薄れました

【理由③】 「乱造」より「少量高品質」

さきほど「YouTubeを伸ばすには週数本のアップが不可欠」とのコメントを紹介しました。YouTubeのアルゴリズムにうまく乗っていくにはそれくらいの頻度が必要だと、私の肌感覚でも思います。

しかし、ノルマのようになり、無理をしてコンテンツをひねり出すのは本末転倒です。とっておきのネタもないのに無理に動画に仕立てると、クオリティが落ち、いずれ視聴者が離れます。そしてなにより、義務感が強まると、気持ちよくコンテンツ作成に打ち込めなくなり、長続きしないと思います。そんな話は知人からもよく聞きます。

「これはYouTubeに流す価値がある」と思えた時に、自然体でコンテンツをつくるほうが、視聴者にも響く内容になると思います。作る側としてもストレスがかかりません

いいコンテンツを長く、安定的に提供するには、自分が無理せず、楽しく仕事できる環境を自分自身で整えることも大切だと思います。というわけで、YouTubeの本数は月2-5本程度のイメージ(もちろんこれもノルマではありません)で走ろうと思います。

◆ とはいえYouTubeは大切

「それならYouTubeは撤退してもいいんじゃないの?」という意見もあるかもしれません。しかしその選択肢はありえません。

◆ 5万人 = 東京ドーム

最近はYouTube動画の視聴数が1本10万回前後が多くなり、ほとんどは5万回を超えています。

「10万回」という数字だけみるとイメージが湧きにくいのですが、東京ドーム2つ分の人数です。セミナー会場だと数百人でもかなりの規模ですよね。さらにその数百倍の人に話しかけているわけです。

小さな部屋の片隅で1時間ほどでつくったコンテンツです。会場設営もなければ、スタッフとの入念な打ち合わせも不要。ほとんどゼロコストで東京ドーム2つ分のお客さんへのセミナーを開けるわけです。

これはYouTubeの広告収益という金銭報酬より、はるかに大きな価値があるように思います。多くの方に認知していただき、ひょっとしたらTwitterのフォローやnoteの試し読みにまできてもらえるかもしれません。

そして、なにより、「国民の健全な金融リテラシーの向上」という理念から考えると、Twitterやnoteへの波及がなくとも、やりがいのある仕事です。

その意味でYouTubeはマネタイズ目的というよりも、認知向上やそもそもの仕事の理念のための拠点として位置づけようと思っています。マネタイズのないTwitterに近いイメージです。

◆ 住人が違う

もう一つ。YouTubeをよく見ている方は、Twitterやnoteを利用する方と少し層が異なるように感じています。

YouTubeのアナリティクス機能をみると、必ずしもTwitterやnoteとのリンクを介した人の行き来は多くありません。たとえば、私がTwitterでYouTubeの告知をしても、あまり誘導率は高くありません。(具体的なデータや分析はコアメンバー向けにいずれお伝えします)

Twitterとnoteはともにテキスト中心だからか、親和性が高く、Twitterで告知してリンク誘導する力は大きいと感じています。

言い換えれば、YouTubeとTwitter / noteは少し住人が異なり、Twitterやnoteでいくら頑張っても、なかなかリーチしづらい方々がYouTubeの世界にいるんだと思います。

「国民の健全な金融リテラシーの向上」を理念にしている以上、私の情報発信はできるだけ多くの方に触れていただきたいです。そのためには、もともとフォロワーの多いTwitterの庭先だけを開拓するのではなく、YouTubeでの開拓もとても大切だと思います。

もちろん、TikTokも同様に重要です。4-9月はキャパシティが追い付かず、TikTokには多くの時間を注げていませんでしたが、今後の課題です。

◆ 高ROEに

というわけで、「Twitterだけ」「noteだけ」のように一点集中ではなく、できるだけ多くのプラットフォームで効率的に発信することが大切だと思っています。そうすることで多くの国民へとリーチが広がり、またプラットフォーム間のシナジーも構築していけるように思います。

時間は限られていますが、日々仕事を取捨選択するというのは、それだけ実りの多い仕事に時間を割けることも意味します。いわばROE(自己資本利益率)の高いリソース配分になろうかと思います。

これからもリソース配分は手探りですが、みなさまからアドバイスもいただければ、日々の判断にいかしていければと思います。ご感想などございましたら、ぜひよろしくお願いいたします。

◆ お知らせ

こうした情報発信戦略はあまり不特定多数にお伝えしたくない面もあり、ふだんは月980円のコアメンバープランで発信しています。ただ、先日お知らせしたとおり(下記リンク)、10/19(水)で募集を停止します。人数が3000人を超え、円滑なコミュニティー運営が難しくなったためです。告知期間としてあと5日ほどは募集していますので、ご関心ありましたら、この下にある申し込みボタンからご参加をご検討いただければと存じます。

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