テレビ時間 と ネット時間
きょうもまずはグラフから
総務省が年1回公表しているメディア利用調査です。8月に発表された最新版も興味深いグラフが多くありました。今回は「テレビ」と「ネット」の時間を取り上げます。
◆「ネット利用」>「テレビ視聴」
上のグラフのように、今回調査で「ネット利用時間」がはじめて「テレビ利用時間」を上回りました。若い世代は「そりゃそうでしょ」と思われるかもしれませんが、下グラフのように年代によってかなり差があります。
10-20代はネット利用がテレビ視聴の2倍以上になっています。ところが年齢層が上がるにつれ、きれいに逆転し、60代はネットが107分に対し、テレビは280分。20代とほぼ真逆の結果となりました。70代以上は調査対象外ですが、60代以上よりもテレビ比率が高い可能性があります。
◆ 「テレビはオワコン」か?
私は春に独立してから、映像メディアに出演し、テレビ業界やネットメディアの方とお話しする機会が急増しました。テレビ局の方からも「テレビはオワコン」という声はしばしば聞きます。
上記グラフをみるまでもなく、「映像コンテンツ」という点でYouTubeの存在感はこの10年で飛躍的に高まりました。私がときどき出ている「日経テレ東大学」のようにテレビ局自身もYouTubeコンテンツへのリソース配分を増やしています。
オワコンか否か、私の意見は次の通りです。
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