【御礼】フリーになって1年たちました
4月になりました。
私が日本経済新聞社を退職して、独立したのが2022/4/1。不確実なことだらけの世界に思い切って飛び込んでから、1年がたちました。
Twitterのフォロワーは1年で53万人に、noteの有料メンバーは2万人を超えました。テレビやYouTube、雑誌、オンラインイベント、リアルイベントなど、日経時代には体験してこなかった世界に触れ、私の中で「情報発信」のありかたが根底からアップデートされたように思います。
みなさまからのご支援は想像をはるかに上回るものでした。改めて、お礼申し上げます。
下記は1年ほど前に、独立することをお伝えしたツイートです。
このツイートにもある「縦横無尽に試行錯誤を高速回転」という言葉を日々胸に刻んで、チャレンジしてきました。次の1年もこの心構えはかえず、しかしさらにアップデートを続けていきたいと思います。
こんな感じなので、この先1年の展開は私自身もどうなるのかわかりません。ただ、noteが私の活動の軸であることは揺らぎません。所信というと大げさですが、これまでの活動を踏まえた、今後noteで力を入れていきたいことをコンパクトにまとめます。
◆ 送りバントの積み重ね
noteの有料課金をはじめたのが昨年7月。早いもので9カ月ほどたちました。マネタイズという点で私の活動を支える柱となっていますが、お金以外の面でもとても大切なプラットフォームになっています。
noteは運営者とメンバーが長期間にわたって信頼を築く場だと、実際に運営してみて肌で感じています。
一般的なネット記事のように、その場で消費されて終わりというわけではありません。むやみに煽ったり、過度に大げさにいったりする記事を続けると読者の気持ちが離れます。
そして、顔の見える個人として発信を重ねるのは、一般の報道との大きな違いです。半年、1年たっても、「この人の記事は読みたいな」と思ってもらえるよう、信頼を重ねていく世界だと思います。
野球でいえば、送りバントや巧みな送球のように、一つ一つは派手でなくても誠実な仕事を、飾らずにきちんと積み重ねていくイメージかもしれません。そんな意識をもって、「わかりやすく、おもしろく、タメになる」をモットーに、経済ニュースの速報や解説記事を工夫して配信していきます。
◆ メンバーとの双方向性を拡充
伝統的なマスメディアのような一方向の発信と異なり、noteのようなコミュニティーは双方向のやりとりが大きな特徴で、ものすごいポテンシャルがあるように感じています。
TwitterなどSNSでもやりとりは可能です。ただ、月500円であれ、サブスクに参加してくれた方と、Twitterでたまたますれ違った人とでは距離や信頼が全く異なります。
note内でいただくフィードバックは温かいコメントや、今後の発信の改善につながるものばかりです。供給者の目線で自己満足するのではなく、支援してくださるみなさんといっしょに情報発信を改善してきた実感があります。
コアメンバー(昨年10月に募集停止)の方とはオフ会やZOOMミーティングを毎月開いてきました。マスメディアでは読者・視聴者の顔がみえづらいのですが、直接顔をあわせての対話は学びが多く、なにより楽しいです。
コアメンバーの再募集は予定していませんが、ベーシックプランの方と交流できる機会も少しずつ増やしていきます。オフ会や番組収録も席に余裕があれば、今月のイベントもベーシックの方の参加を募ります(コアメンバーの方が優先になりますが…)。のちほど、YouTube「ReHacQ」の収録見学も少人数ではありますが、note掲示板で募集します。
4-6月には大阪や名古屋でのオフ会も開くべく、コアメンバーの方と計画を練っています。オンラインのリアルタイム交流はこれまでコアメンバー限定のZOOMだけでしたが、YouTubeライブなどを活用して広げようと思っています。「リアルでの付き合いはちょっと面倒」という方もいらっしゃるので、それぞれの間合いで、心地よく参加できるコミュニティーを探ります。
◆ noteを柱に、新しいことも
noteは私の活動の柱ですが、noteばかりに集中していては広がりがありません。TwitterやYouTube、テレビなども引き続き力を入れていきます。書籍も一生懸命、原稿を書き進めています。いろんな地域の学校や企業などを訪れた講演も増やし、リアルの場でフィードバックを受ける機会も増やしていきます。
また、いろんな企業や団体から様々な仕事のオファーを頂いています。noteとのシナジーの大きそうなプロジェクトも複数あります。キャパシティーの限界と相談しつつですが、新しい取り組みもやっていく予定です。話せる段階になりましたら、またお知らせします。
というわけで、新年度入りで心機一転、楽しみながらたくさんチャレンジしてまいります。改めて、今後ともよろしくお願いします!
2023年4月1日 後藤達也
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