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よくわかる 債券投資入門①

2日前にnoteのコアメンバーに「次の中で関心の高いものは?」とアンケートをとりました。

750人あまり回答結果がこちら。

「米国株」や「日本株」が多いのは想定通りでしたが、次の「金利・債券」の多さが意外でした。「為替・FX」より多くなっています。

ここ数年、金利が世界の株価を左右することが急増したのが一因かと思います。

もう一つ、日本の個人の投資対象としても関心を集めていると思います。

私自身も、この1-2カ月で米債券のETFを少しずつ買い増しています。そのことをnoteコアメンバー内の掲示板でしばしば報告していると、「債券投資したいけど、わからないので教えてほしい」という声がたくさん届くようになりました。

たまたまですが、数日前にはウォーレン・バフェットが米国債を買い増していると伝わりました。

というわけで、金融のお勉強としての「債券入門」ではなく、みなさん個人の資産運用の視点での「債券投資入門」を数回にわたってお届けします。

読み終えたころには、「資産の一部は債券・金利に回した方がよさそう」と感じる方が増えるんじゃないかと思います。

◆ まずこのチャートを

世界最大の債券はアメリカ国債です。そのなかでも価格変動リスクの小さい2年債の利回りです。

2022年の金利急上昇はなんどもお伝えしました。それまでほぼ0%だったのが、今世紀最高の水準に一気に切り上がりました。

金利が上がると、おカネを借りる企業や家計、投資家は困りますよね。だから景気や株価に悪影響を与えました。

でも、逆の発想にたってみてください。

「お金を貸す側なら…」

そうです。少し前までは米国債を買ってもほとんど利回りが得られなかったのに、いまは2年債なら5%前後の利回りがえられるのです。

しかも安全性が高く、価格変動リスクが小さい米国債です。

なんだか、すごくおいしい話のように聞こえますね。

実際、リスク対比の投資妙味は高まっていると私は感じていて、個人資産の一部を米国債に移しています。

もちろん、リスクもあります。初回のきょうは債券ってなにか投資するのにまずおさえておくべきポイントはなにか、わかりやすく解説します。

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