【15:30~解説】日銀・黒田総裁会
日銀は10/27-28の金融政策決定会合で政策の現状維持を決めました。決定内容は想定通り。黒田総裁の会見を含めたポイントと市場の反応をコンパクトにまとめました。
◆ まず市場の反応
ドル円の動きは上記の通り。昼の結果発表前後には数十銭動いたものの、ほぼ想定通りで、反応は限定的といって、いいと思います。声明に加え、15:30~の黒田総裁会見もおおむね従来の姿勢を堅持しました。会見でやや円安に進んだものの、今年の日銀会合のなかでは比較的市場反応は小さかったといえます。
これまでは海外中銀が利上げし、円安が進む中、日銀が緩和修正に着手するのではとの思惑も浮上しましたが、日銀は繰り返し緩和スタンスを堅持し、円安につながりました。こうした展開が続く中、市場では「日銀は動かない」との認識が広がり、「緩和継続」に驚かなくなったといってよさそうです。
◆ 15:30~黒田総裁会見
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