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【解説】FOMC 0.75%利上げ 株価は急騰

日本時間7/28(木)AM3:00~この記事を何度も上書きするかたちでFOMC速報・解説しました。AM5:00ごろに大方の編集を終えました(このあとも微修正は重ねます)。7/28の昼のうちに、パウエル議長の記者会見を深掘りした解説記事も追加で配信予定です。

◆まずアウトラインを

◆ 株高につながったパウエル会見から

【冒頭発言】

  • 雇用最大化と物価安定促進という使命の観点から、強い労働市場が続いているならば、インフレ率を目標の2%まで引き下げるのが不可欠。

  • 現状は一目瞭然だ。雇用は極めてひっ迫し、インフレは著しく高すぎる(too much high)

  • 政策金利を2.25-2.50%へ引き上げる。今後も継続的な利上げ(ongoing increases in the target range)が適切だとみている

  • 資産圧縮を続ける

  • 消費や生産の指標は鈍化している(have softened)

  • 労働市場は極めてタイト。求人倍率は歴史的高水準で、賃上げも加速

  • インフレ圧力は幅広いモノ・サービスで明確になっている

  • 高インフレは食料・住宅・交通など必需品のコスト上昇に対応できない人々に大きな苦難に

  • 今後の利上げペースは新たに入るデータと経済見通しの進展に左右される

  • 次回9月会合でもう1回、異例の大幅な利上げ(another unusually large increase)が適切となる可能性がある

  • 考え方はできる限り明確に伝え、コミュニケーションをとっていく

  • 金融引き締めが進むにつれ、利上げペースを緩めることが適切となる可能性が高い。

  • 累積的な政策調整が経済とインフレにどのような影響を及ぼすか評価する

  • 包括的な焦点はインフレを2%に戻し、長期的なインフレ期待を十分に安定させるため、需要と供給のバランスをよりよくすることだ

  • 極めて困難で不確実な状況にあるなかで、不確実性を高めることがないよう努める

  • 経済成長率がトレンドを下回り、労働市場がやや軟化する可能性がある

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