【ご挨拶】note 1周年
◆「独立1周年」より「note1周年」
きょう7/13、このnoteメンバーシップをはじめて、ちょうど1年がたちました。
独立(2022/4/1)からの1周年よりも、今回の1周年のほうがずっと感慨深いです。
1年前、Twitterでは35万人ほどのフォロワーに恵まれていましたが、サブスクとなると何人の人が入るか、まったく読めませんでした。
サブスクは金銭負担だけでなく、メールアドレスやカード番号の入力など手間もかかります。無料で気軽にフォローできるTwitterとは全然ハードルが違います。「はじめても100人もつかないかも…」とも思っていました。
昨年7月13日、もろもろの準備が終わり、Twitterで午後に告知しました。
◆ 6時間で1000人
いまも記録が残っているのですが、1人目の入会申し込みは14:31。Twitterのフォロワーが増えるのとは次元の違う喜びがありました。
その後、15分ほどで100人に、6時間ほどで1000人になりました。入会通知がとまらない状況で、想像の上限をはるかに上回る反響に。2カ月後には1万人を超えていました。
マネタイズ面での柱になるという点はもちろんありがたいことです。おかげで、おカネに神経質にならずに、仕事を選び、試し、楽しんでいける環境を築くことができました。noteがなければ、この1年の事業展開はずいぶん違っていたと思います。
そして、たくさんの入退会データから「どうすれば人は課金に応じようとなるのか」「続けようとするのか」「退会しようとするのか」というテーマへの肌感覚が日々磨かれていきます。
私はあまり金銭欲はないのですが、こうした課金の肌感覚はビジネスパーソンに求められるド真ん中のスキルといえます。人間の行動パターンや社会の動きすら実体験で学び感じられる、とても貴重な経験になっています。
◆ おカネより人数
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、「おカネ」より「人数」が心に刺さりました。課金というハードルを越えてでも申し込んでくださる方が短期間で何千人といたわけです。
それまでのTwitterなどでの発信に一定の信頼を頂けていたという、いわば通信簿をいただいた気分になりました。
人数のありがたみへの思いはいまもかわりません。むしろ強まっています。
コアメンバーとの型の対面の機会も増やしています。7/8には100人ほどでオフ会を開き、メンバー間の接点も広がっています。5月には大阪や名古屋でオフ会、年内には札幌、仙台、松山、博多などでも計画しています。
顔をあわせて様々な質問を受けるのは今後どういう情報発信をしていくべきか探る重要なインプットになります。そしてなにより、みなさんと集まって、楽しんだり、感謝されたり、というのはおカネを超越した喜びになっています。
◆ 時間をかけて築く信頼
1-2カ月だけ急に脚光を浴びても、それを持続させるのは難しいと思います。
しかし、1年、2年の時間をかけて得られた信頼は、持続性も高まると思います。
例をだしましょう。
いま募集停止しているコアメンバープランは昨年10月に申し込みを締め切った時には4000人強の会員がいました。その後、退会もあり、いまは3000人ほどです。
人数では減りましたが、このプランが弱体化したわけでなく、むしろ毎月、強くなっているように感じています。
いまやコアメンバーの全員が10カ月以上、課金を続けてくださっている方です。このプランに一定の信頼を置いていただいている方ですし、私からの謝意もとても大きくなります。
そして、オフ会などを重ねるたびに顔や名前を覚える機会が増え、メンバー間だけで連絡網をつくり、勉強会や飲み会もあちこちで広がっています。
募集〆切時の4000人強より、いまの3000人の方がずっと価値のある集まりになっていると思います。じわりと相互の信頼を育てていければ、何年先も、ひょっとしたら10年以上先も居心地のよい場になっているのではとすら感じ始めています。
◆ ちょうど25,000人に
今月はベーシックプランが初月無料という追い風もありますが、ちょうどきょう、計25,000人(大した節目でもないかもしれませんが…)を達成しました。
サブスクははじめてから一定期間たつと、「新規入会」よりも「既存会員の継続」の方が、会員数の増減に大きな影響を及ぼします。目先の刺激ではなく、長い目の信頼形成の方がはるかに大事なわけです。
その点、ちょうど1年の区切りで、25,000人というステージに上がれたことは、また一つありがたい通信簿を頂いた気持ちです。
◆ noteを起点とした発見・広がり
個の力で作品を発信し、収益化を伴って、支持者とともに持続性を築いていく――。「クリエイターエコノミー」と呼ばれる活動が日本でも急速に広がっています。
noteでうまく活動しているクリエイターと認知していただける機会が増え、取材を受けたり、全く異なるフィールドで活躍するクリエイターと接したりする機会も広がりました。思わぬ先から仕事のオファーを頂くこともあります。
そうした人脈や経験が新たな刺激となり、またnoteのコンテンツやオフ会にも還元できる循環ができているように感じています。
きょうからnoteメンバーシップ2年目。
「時間をかけて既存メンバーの信頼を高めていく」という軸をしっかり保ちつつ、様々な新しいことにもチャレンジし、みなさまに楽しんでもらえるコンテンツを生み出していければと思います。
日々のご支援、改めて感謝申しあげます。
2023年7月13日 後藤達也
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