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FRB 軸足「物価」から「雇用」へ

きょう2本目のFOMC解説です。

パウエル議長の記者会見がタカ派と受け止められ、東京市場では148円台へと円高・ドル安が進み、日経平均は一時1300円超も下落しました。

米金融政策への関心が改めて高まっており、もう一本投入することにしました。

きょうは「物価」「雇用」を軸に米金融政策の局面転換のお話です。

金融政策の「そもそも」に立ち返りつつ、コロナ以降のFRBの軸足の変化を振り返ります。今後の「米雇用統計」や「CPI」の読み方も変わる面があるかと思います。

◆ 2つの使命

FRBの金融政策には2つの使命があります。

「物価安定」「雇用の最大化」です。

パウエル議長はきょうの記者会見でも繰り返し強調していました。

この2つを達成するために、利上げしたり、利下げしたりしています。

ただ、この2つ、やっかいなんですよね。

👇一目でわかる図をChatGPTの力も借りて作りました。

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