米経済の「いま」がわかる ベージュブックまとめ

FRBは今週、ベージュブックを公表しました。これは全米12の地区連銀が企業などへのヒアリングをFOMCの2週間ほど前にまとめるもの。FOMCの政策判断にも影響します。

経済のイマを知るには経済指標だけではなく、ヒアリングなど定性的な情報も重要です。特に最近のような不透明な情勢ではなおさらです。

なによりFRB自身が経済指標だけでなく、下記の定性情報を金融政策の重要な判断材料に位置づけています。わたしたちが今後の金融政策を探るうえでも大きなヒントになります。

ただ、ベージュブックは30ページほどで、膨大です。原典：https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/BeigeBook_20220713.pdf

今回はこの中からインフレなど注目に値する報告をピックアップしました。ニューヨークのホテルの状況など、「へー」と思える話がたくさんあります。経済になじみのない方はもとより、プロのエコノミストにも興味深く読んでいただけると思います。

英語のニュアンスも確認できるよう英語&和訳でザッと並べました。ちょっとした英語の勉強にもなるかもしれません。