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一年早けりゃ魔改造ピアッツァだったかも!?今のピアッツァとの出会い
今のピアッツァとの出会い
さて、次は今乗っているピアッツァとの出会いについて。
そもそも何でピアッツァにしたのか?
ってのは、また今度別の記事で綴るとします。
最初の愛車として迎え入れるのはピアッツァだと決めて、
実際に車を探し始めたのは2017年だったかな。
まだ専門学生。前回の記事で綴った通り、就活で大コケし、
次にどこを受けるか悩んでいた時だった。
中古車サイトを開いては、その在庫の少なさへの驚きと、
あってもあんま綺麗じゃない、好みじゃない個体ばかりで、肩を落と日々。まあ、そもそも希少車なのにそんな贅沢なこと言ってんなって話だが。
しかし、長期戦を覚悟していたからこそ、学生のうちに車を探していた。
「どーせいい個体が見つかる頃には、就職してんだろうな」
なーんて思ってた、2017年末。当時の私の心をくすぐる、
とんでもなくイカした奴が出てきてしまった。
1984年式ピアッツァ。XJ-S
調べると、この在庫を抱えていたのは羽村市にあるいすゞ旧車専門店だった。
内心「出てくるのはえーよ!!まだ買えないよ・・」って思ったのをよく覚えてる。
そんな羽村のショップが、毎年横浜で行われるNostalgic 2Day'sに出展するとわかり、まずはお店の人と話をしてみようと思い、
2018年、ワクワク感を押し殺し、冷静を保っているような面持ちで、
パシフィコ横浜へ向かったのだった。
この個体は、色々大変ですよ
ショップブースに着くなり、カーセンサーを見せて
「この個体が気になってます!」と、ピュアな当時のG少年は声をかけた。
「この個体はねー・・ちょっと大変だと思いますよ」
当時はなぜだかピンと来なかったのだが、
ある程度ピアッツァの知識が身についた今、
この言葉の意味がよくわかる(笑)
簡潔にいうと、魔改造ピアッツァだったからである。
本来はインジェクションのはずが、キャブ仕様に改造され、
公認が取られていた。車検証には”JR130 kai”とあった。
今だからわかるが、他にもすごく弄られていた。
フロントは後期ビックバンパー。リアは前期スモールバンパー。
前期の証のガーニッシュ付き。
車高は下がっていて、深リムのSSRのメッシュがついていた。
内装はレカロセミバケ、なぜかシフトノブはホンダ系。
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当時はハンドリングバイロータスなど、いわゆる走りのグレードが良かったので、今回のこれがものすごくかっこよく映ったのだった。
色々あって、一度お店に現車を見に行ったが、やっぱすげーかっこいい。
(今の私を知ってる人から見ると、意外だと思う笑)
ダメもとで通したローン審査があっさり通り、フワフワした気持ちで
帰路に着いた。
家で両親と相談。しかし、まあ内定も出てないし、駐車場も借りなきゃだし、何より専門学生で課題が多く出されていたのでバイトも満足にできず、
お金がない。
この個体はお断りした。
まあでも、このチョイスが後になって良かったと思うわけだ。
2019年4月。無事就職したので、入社三日目の研修後、
会社からわざわざ隣駅まで歩きながら、羽村のお店に電話をしたのだった。
就職しました。ピアッツァ探してください!
電話口でこう言い伝えた。
条件は
マニュアルであること
ある程度綺麗であること
できればハンドリングバイロータス
まあ、HBLのMTの少なさはわかっていたので、
いい状態のMTが出てきたら連絡をもらうよう伝えた。
そこからしばらく経って、仲介で一台、いい個体が入るから、
見にきたらどうかと連絡があった。
もちろん見に行った。
その時、目の前に現れた個体こそが、今乗っている個体そのものだ。
1983年式XE ミスティホワイト。内外装は年式の割に綺麗。
正直悩んだ。だって本命はHBLだもん。
スポーツグレードのターボが欲しかったのに、目の前には
白いNAの高級グレード。違う。欲しい個体じゃない。
でも、綺麗だし、MTではある。
胃が痛くなるまで悩んだが、お店の人の、
「この個体の良さに、後藤くんはいつか絶対に気づいてくれると思って、この個体を紹介しました。」
という言葉に騙されて(笑)私は、ハンコを押した。
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電話で「買います」と告げた夕方の日差しも、
実印を持って乗った中央線も、初めてエンジンをかけた鼓動も。
全て鮮明に覚えてる。
2018のNostalgic 2day'sで、ピアッツァが欲しいと熱心に語り、
若干引かれつつも、背中を押してくれたあの営業氏も。
結果として、この個体のおかげで広まった縁ってのも、ものすごくある。
逆にあの時、魔改造Pを買っていたら、
もしくは、HBLが出てきていてそっちを買っていたら、
今の縁はなかったのかもしれないな。
ちなみに、魔改造の方を購入した人とも繋がり、
本人にも言われた。
「こっち買ってなくてよかったね 笑」って。
22歳。(ハンコを押した時はまだ21歳笑)
人生でもかなり重要な選択だったことは、間違いない。
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