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【中学英語】分詞の形容詞的用法

今回は名詞の修飾について学習します。

長文読解においてとても重要な考え方です。

今日も張り切って頑張っていきましょう(`・ω・´)ゞ

【1】名詞を修飾する

「~な〇〇」というように名詞を修飾することは、その名詞が何なのかを具体的にして意味を狭めることになります。

先ずは日本語で考えてみましょう。

「ペンがあります」と言われてもどのペンなのかは全く分かりません。

赤いペン、新しいペン、昨日買ったペン、〇〇から貰ったペン、といったように修飾することでペンをより具体的に表すことができます。

日本語の場合は名詞の前に修飾する言葉を並べました。

詳しく説明する場合、英語の語順は日本語とは全く逆で名詞の後ろに言葉を並べます。

それは英語の話し手が「それが何なのかを先に伝えたい」という心理が働くからです。

「名詞→詳しい説明」という語順を覚え、さらにそれが1つの固まりとなってとても長い名詞になっていることをしっかりとイメージしてください。

固まりを意識して読むことが長文読解のカギになります(`・ω・´)ゞ

【2】形容詞は例外

「名詞→詳しい説明」は常に意識してください。

ここで疑問を持った皆さんは、英語の勉強をしっかり取り組んできた方です!

例えば赤いペンは
⭕️ a red pen
❌ a pen red
ですよね。

形容詞1語なら一息で言えてしまう、つまり1語のように一気に言えてしまいます。

この時は例外として「冠詞+形容詞1語+名詞」の語順になります。

あくまでも1語の時だけの例外です。

満員(人々でいっぱい)の列車
⭕️ a train full of people
❌ a full of people train
となります。

名詞が意味もなく並ぶことはありえません。


<ちょっと応用>
では「赤くて新しい車」はどう表すでしょうか?

先程の例のfull of peopleは3語で1つの固まりになります。

それに対して「赤い」「新しい」はそれぞれ1語ずつ独立しています。

ですので、それぞれを名詞の前に置きます。

日本語は語順をほとんどきにしませんので、「赤くて新しい車」「新しくて赤い車」としても意味は通じます。

しかし、英語には語順があります。
①all、both
②冠詞、代名詞の所有格
③数詞
④主観的判断(cute:かわいい、など)
⑤大小
⑥形状(round:丸い、など)
⑦性質・状態(light:軽い、など)
⑧新旧
⑨色彩
⑩固有形容詞(Japanese:日本の、など)
⑪物質形容詞(wooden:木製の)
⑫名詞

ですので、「赤くて新しい車」「新しくて赤い車」は
a new red car
という表し方しかありません。

ちなみに滅多にありませんが①~⑫が並んでいても、長文読解では1つの固まりとして捉えてくださいね。

【3】分詞の形容詞的用法

以前、準動詞についてお話したときに、不定詞・動名詞・分詞があるとお伝えしました。
(覚えていますか?)

分詞には現在分詞(~ing)と過去分詞の2つがあります。

現在分詞は進行形で「今まさに~している」という意味で使いましたね。

過去分詞は受動態で「~された」という意味で使いましたね。

そしてタイトルにある形容詞的用法・・・

察しの良い方はもうお分かりですよね?

分詞は名詞を修飾して
●現在分詞:~している〇〇
●過去分詞:~された〇〇
という意味になります。

分詞も形容詞として扱うので
Look at the crying baby.
Look at the baby crying on the bed.
の違いも大丈夫ですよね~

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