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メルボルンまでの道のり

こんにちは,今はメルボルン大学でPh.D.をしている森下といいます.

今回は,コロナ禍ということもあり,オーストラリアに入国するまでにやること,入国してからやることがたくさんあります.12/29に入国したので,状況はかなり変わっていますが,これから入国しようと思っている方のためになるかもしれないので,記します.

入国前の準備

絶対にやらなければいけないこと

住民票を抜く

長期滞在(1年以上)の場合は住民票を抜く必要があります.住民税を抜くと国民保険の加入の義務や住民税を支払う必要がなくなります.住民税は1月1日に日本に滞在しているかどうかでその年の住民税を支払うかどうかが決まるので,学校自体は2月から始まりますが,12月中に出発しました.

証券口座を休眠口座にする

自分の場合はマネックスで証券口座だったので,日本に住居がない場合は取引できません.そのため,基本的には口座を閉じる必要があるようですが,マネックスの場合は休眠口座にすることができます.持っている株が外国株でなければ,塩漬けにしておけます.日本円を持っている場合は銀行口座に眠らせるよりはインデックスなどを買って塩漬けしておくと良いかもしれません.

PCR検査を受ける

出国の2,3日前にPCR検査を受けて陰性証明を発行してもらう必要があります.保険対象外なので1~2万円かかりました.格安でPCR検査を提供している木下グループのクリニックの陰性証明は生年月日とパスポート番号などの情報が記載されていないので,航空会社によっては認められないことがあるらしく,ここでケチって出国できなかったら嫌だったのでパスポート番号と生年月日を乗せてくれる以下のところでやりました.

ワクチン証明書を発行する

今はアプリでできます.アプリができる直前だったので一応,紙でももらいました.実はオーストラリアに入国した後はワクチン証明書をオーストラリアのワクチン履歴に登録する必要があるんですが,アプリでの証明では足りず紙が必要でした.クリニックによって対応が違うようですが,もし可能なら紙でも持っておくと安心かもしれません.

パスポート

言わずもがな

隔離用のアパートなどを借りる

日本国籍で,かつ日本出発の方はオーストラリアは隔離なしと言われていますが,オーストラリアに入国してPCR検査を受けて陰性の結果が届くまでは隔離です.またバスルームやトイレなどは共有であってはいけないので,一人用のアパートなどをbooking.comやAirbnbで前もって借りておくと良いでしょう.

ビクトリアに入国するための登録

上のサイトでビクトリア州に入るための許可登録をしておかなければいけません.

やっておくと良いこと

オーストラリアの銀行口座を開く

The Australia and New Zealand Banking (ANZ bank)では日本からでも口座を開くことができます.自分の場合は日本にいた時点で奨学金や渡航費をもらえたので,ここで銀行口座を開いて,そこに入金してもらうことにしました.ただ,日本にいる間は入金はできますが,出金はできません.オーストラリアに着いて実際の銀行の支店に行ってアクティベートしてもらうと実際に利用可能になります.学生でないと月々手数料が発生するので開いた口座が学生用のものかを確認しておいた方が良いです.

flatmates.com.auで目星の部屋をチェックしてオーナーと連絡をとっておく

いろんな部屋の情報が集まったサイトで,良さそうな家を探してあらかじめオーナーと連絡をとっておくと内見がスムーズで良いと思います.

歯医者に行っておく

保険によりますが,歯の治療が保険に含まれていないことが多いです.とりあえず何か問題ないかを歯医者でチェックしてもらうと良いです.他の持病を持っていれば病院に行って長期的に海外に行くんですがというと大体のお医者さんは,薬をたくさん出してくれたり,アドバイスをくれます.自分が言った歯医者さんでは,たまたまカナダにいたことがあって,海外の仕組みに詳しかったです.GP(general practitioner) などの仕組みを教えてくれて,いいGPを見つけて数ヶ月に一回チェックしてもらっていい関係を作っておくと良いとアドバイスをくれました.

楽天モバイルにMNP

楽天モバイルはまさかの維持費0円.日本の番号を保持しておけるので,MNPしておくと良いです.半年間使用がないと勝手に解約される可能性があるのでたまに使う必要があります.最近のiPhoneならdual simが可能なので,日本の番号はesimでオーストラリアの番号は物理simという使い分けもできます.

入国後の準備

sim cardを買う

とりあえず空港に行けば何らかの携帯会社があるので安い短期のsim cardを買うと良いです.番号は引き継げるのでここで手に入れた番号を使っていろんなところに登録しても問題ないです.

家などが確定したら,安い携帯会社の長期simを買えば良いと思います.日本と同じで,au,docomo,softbankのように大きな会社とYmobileのように格安simを販売している会社があります.自分の場合はLebaraという格安simの会社で購入しました.

PCR検査を受ける

入国したらPCR検査を受けます.以下のサイトでどこで受けられるかわかるので短期滞在先の近くのクリニックで受けます.ただ州間の移動さえもPCR検査による陰性証明を必須にしたことで受ける人が爆発的に増えてパンクしている状態なので2〜3時間待つのがザラです.そこでPCR検査ではなく,RAT検査という簡易版に移り変わるそうです.ここらへんの情報が政府のサイトを見てチェックしておくと良いと思います.

家を決める

flatmates.com.auなど見つけた物件の内見をします.詐欺などもあるので,実際に内見をして人となりを見た方が良いです.学生の場合は基本的にシェアハウスに住むと思いますが,一緒に住む人がどういう人なのかをチェックして話してみると良いと思います.

Service Victoriaアプリをインストールする

Victoria州限定です.スーパー,薬局,レストラン,売店,あらゆる場所はservice Victoriaというアプリを使って店の前に貼ってあるQRコードをスキャンしてから入らなければいけません.そのためにアプリをインストールする必要があります.

ワクチン証明をコンバートする

自分が来たときは情報が錯綜していてどうやってやるのがいいのかわからなかったですが,基本的に以下の手順でできます

  1. Individual Healthcare Identifiers (IHI) numberを発行する

  2. 日本の紙のワクチン証明書とパスポートを持ってGPに行く

これだけです.薬局でもできるらしいとのことですが,確実なのはクリニックに行ってできるかどうかを電話で聞くことです.自分の場合は医療関係者なら誰でもできると思ったんですが,そうでもなくて,担当者がいない日に行っても無駄足になってしまいます.また必要な書類はクリニックによってもさまざまならしく,必ず電話で聞いた方が良いです.まだ受付の人とお医者さんで意見が違う場合があるので,念押しでお医者さんに聞いて必要なものを教えてくださいと言った方が良いです.

免許証をコンバートする

これはまだ自分もやっていませんが,パスポート以外のIDが手に入るのでやると良いと思います.


ざっと書いたのでもしかしたら見落としがあるかもしれません.また情報に間違いがあったり,古いかもしれないので,完全に信じ切らずに政府の情報など信頼できるソースで再度確認してください.

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