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男は好きになれません

2014/12/3 記
 新聞に外国の有名なプロバスケット選手が「私はゲイだ」と、カミングアウトしたとか。
 勝手にどうぞ。
 性同一性障害。これは男でもない女でもない中間という少数派に生まれてしまった不幸?と言っていいのかわからないが理解できるんだ。
 ラジオでも、医者が性格や、育った環境、育て方に影響するものではなく同性愛者とは別だと言っていた。
 この同性愛の方は俺はまだ理解不能だ。女性ならまだしも野郎同士は俺の偏見からか、ちょっと不気味だ。
 ところがこの輩には俺は昔からよく好かれるみたいで、学校サボってポルノ映画見に行ったりすると、隣の男が嬉しそうに俺の股間を触ってきたり、お小遣いあげるからフェラチオさせろとか。
 銭湯に行けば隣で人の膝にお湯をかけながら「結構毛深いのね」なんてやってくる。
 お前にカンケーねーだろっーの。
 サウナじゃわざわざ俺のいる狭い浴槽に入ってきやがって、足をから絡めて「いいからいいから」って。
 よくねーんだよ気持ちわりー。
 挙げ句の果てにビジネスホテルのマッサージ呼べば、ベットに横になってきて「フロントには内緒ね」って、ばかやろーすぐにフロント呼べってんだ。
 その度に発狂して喧嘩だよ。もう一種のトラウマだな。俺ってそんなオーラを、出してんだろうか。
 シャブがらみでもあった。
 21〜22歳の頃かな。
 営業マン時代に得意先で横浜に行った時、売人と待ち合わせたが注射器がないというので、それじゃ今日はやめとくと断ると、俺の後ろにいた男が、俺持ってるよ、と言ってきた。
 人の注射器を使う気はさらさらなかったが、新品を先に使わせるというから、それなら一回だけ貸してくれといって、そいつの部屋まで行くことになった。
 寿町にあるドヤ街にある簡易ホテルがそいつの宿だ。
 共同便所なだけで他は懲役の独居とおんなじだ。
 先に使わせてもらったが、自分が終わったからってドアを開けて出て行っては失礼かと、そいつが終わるのを待つことにした。
 そしたらそいつ、その辺のエロ本をよこして
「これ読んで待ってて」つて、
「いいから早くやっちゃってくれよ」
もうこの辺でトラウマ持ちの俺はピンと来てたな。
 そいつが終わったので帰ろうと立ち上がると、
「ねえ、気持ちよかった?ねえ、よかった?」って足に縋りついてきて俺を見上げんだよ。
 目と目が合った瞬間鳥肌が立ったよ。
恐怖のあまりやっちまった。
 これがあるから刑務所が過剰収容で独居に2人で入ってくれと言われた府中では、それならいっそ懲罰でいいから1人でいさせてくれと断ったんだ。
これも差別としていけない考えなのかな。

PS
おじん臭くなったからだろうな。
若い時だけだ。あんなに誘われたのは。
(写真)
保護会から旅立ってった山岸さんが、今、良いとこに就職できて頑張ってる。
いつも菓子を送ってくれるけど、悪くてさ。でも今回は、鎧塚なんとかって有名なパティシエの菓子を並んで買ったって。
 それだけのことはあったよ。
食堂のお姉さんにもお裾分けしたよ。美味しくいただきました。

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