リカメイキング14__1_

リカとDUCATI 400SS メイキング

先日アップしたイラストの制作過程を公開しようと思います。


描画ソフトはclipスタジオEX で入力は板タブです。まずは下描きです。バイクは写真トレースを基本にしてカウルなど細部に変更を加えています。

下描きが濃いとペン入れしにくいので、下描きレイヤーの濃度を60%以下に落としておきます。

人物のペン入れが終わりました。バイクとレイヤーを分けておくと後で修正が楽ですが、部品や小物ごとに分け過ぎてしまうと逆に管理が大変で間違えやすいのでほどほどにしましょう。

ペン入れが終わりました。

下描きを消した状態です。この段階で背景が透けないように人物とバイクの下に白塗りのレイヤーを作ります。透けて欲しい所はバケツツールを使って透明色を流し込みます。「用紙」を見えない状態にすると、透明箇所が市松模様で表示されるのでわかりやすいです。

人物の下塗りです。境界線ごとにバケツツールで色を流し込んでいきます(線画レイヤーは一番上に!)僕は面倒臭がりなので、制服やリカの肌の色は前のイラストからスポイトで取ってます(笑) デジタルはその都度調合しなくていいのでとても楽ですね!

バイクも同様に下塗りします。カウルの文字は下が透けるように透明色で塗って、下のレイヤーでグラデーションの銀色をベタッと適当に塗ってます。

次に上に乗算レイヤーを作って人物に陰影をつけていきます。乗算レイヤーを二重にすると陰影に濃淡がつきます。制服のトーンや肌の赤みもつけてしまいましょう。この絵のポイントは膝の裏です!

バイクも同様にして陰影をつけていきます。カウルの広い面などはムラになるとかっこ悪いので、エアブラシの径を大きくしてサッと塗ります。はみ出すと面倒なので、選択範囲をうまく使ってマスキングしましょう。

乗算の上の通常レイヤーにハイライトを入れます。線画を飛ばして光らせたい時は線画の上にレイヤーを作りましょう。これで本体の出来上がりです。

次に背景ですが、地面にタイル模様のトーンを使う事にしました。デジタルは簡単にパースがつけられるので便利です。

地面の色をグラデーションツールで塗ります。

質感を出すため、全体に砂目トーンを貼ります。

白のグラデーションで奥行きを出し、エアブラシで影を入れて完成です!


おまけ☆

微妙なポーズの時はよく裸から描いて、あとから服を着せます。せっかく描いたので色を塗ってみました。うーん、ハダカはごまかしが効かない!


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