順張りのトレンドフォローを成功させるFX無料講座⑤ーエントリーのリセットを確認
ここでは、前回紹介したトレンドフォローの順張り手法を極めるうえで確認しなければならないフィルターをご紹介します。
トレンドフォローで利益が大きくとれるからといって、やみくもに何回もエントリーして良いとは限りません。
私のトレンドフォロー手法では、ピラミッディングという買い増し、売り増し行為は、禁止しています。
なぜなら、収益がでかい分、はずれたときの損失がでかいからです。
そして、大きなロット数は、かなりの心理的な負荷になります。
そのため、エントリーは、1回のチャンスで1回限りと決めることが大切です。
1回エントリーをして損切りになっても、その後、何回もエントリーして損切を繰り返すと、損失がふくらんでしまいます。
こういった事態を防ぐために、エントリーを始める前にチェックするフィルターをご紹介することにしました。
図1
出典:Axiory Global Ltd.(AXIORY公式サイト)
図1は、ダウ理論で下落トレンドの安値を更新していきますが、赤のラインを波形が更新できずに、トレンドが終了していきました。
波形が赤のラインを更新せずに、白のラインまでしか下がっていませんね。
こうなると、エントリーをリセットして、次のエントリーチャンスで売りをしかけて良いと考えます。
こうしたダウ理論の崩れを確認して、トレンドの終了を見抜けるようにしましょう。
基本的に、エントリーチャンスは、トレンドの終了まで、1回限りのエントリーにすべきです。
いくら利益方向に伸びようとも、欲ばって何回もエントリーしないようにしてください。
損切りを連発して、無駄な損失を重ねるケースがあるからです。
図2
出典:Axiory Global Ltd.(AXIORY公式サイト)
図2は、ダウ理論のくずれの別パターンです。
白ラインの安値を次の波形で、赤ラインまでの値動きで更新してしまっています。
この時点で、トレンドの終了とみなすことができます。
この時点でエントリーをリセットし、次の黄色ラインの更新してから、エントリーチャンスを探していきます。
このように、フィルターを用いて、対策をすることで、無駄なエントリーをそぎ落とすことができます。
主に、上記で説明した2パターンのフィルターで、トレンドの終了が判断できるので、実践してみてください。
損切りをしたら、トレンドの終了まで、いくらエントリーチャンスがあっても、無駄なエントリーをしてはいけません。
ダウ理論は、トレンドの終了を判別するための方法として、かなり使える指標です。
高値切り上げや安値切り下げによって、トレンドが更新されていくことで、そのトレンドがまだ継続していると判断することができます。
途中で、上記の例のように、ダウ理論がくずれてしまえば、トレンドがストップしたと判断できるのです。
現在、私が使っている順張りトレンドフォローFX手法の説明は、以上で終了です。
今回、紹介した手法は、私の使っている手法を疑似的にまねたものです。
本当に、私が順張りのトレンドフォローとして使っているやり方が、複雑すぎるので、簡単にまとめてみました。
よろしければ、ご自身でスイングトレードを検証してみて、試してください。
勝率は高くありませんが、当たれば、かなりの利益をあげることができます。
3年単位ほどで、トータルの利益がプラスになれば、良しとするようにしましょう。
・追記
FX順張りトレンドフォローの検証結果を掲載します。
この手法は、『逆張りからのトレンドフォロー』との相性が良いです。
ちょうど、成績が悪い年度は、順張りからのトレンドフォローが、収益をおぎなってくれます。
詳しくは、下記記事後半の動画をご覧ください。
また、『レンジ内の逆張りスイングトレード』とも併用できます。
ただし、複数手法を合わせて使う場合は、1ポジションごとのロット数を減らしてください。
では、順張りスイングトレンドフォロー手法の勝ち負けと損益を、年ごとに発表します。
ポジションのロット数は、元金の2%以内におさえた数値とし、ユーロドル1時間足を基準に、トレードしたとします。
以下が、その結果です。
2019年 3勝9敗 年利9%
2020年 3勝8敗 年利17%
2021年 11勝22敗 年利35%
2022年 11勝11敗 年利24%
ここまで、FXの手法をたくさん紹介してきました。
実は、まだ、FX手法をもっているのですが、ルールが複雑すぎて、私の技術では、記事としてまとめられません。
もし、何か、別の手法のリクエストがあれば、コメントしていってください。
護身術の記事は、思いつきしだい、できる限りアップしていきます!