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人類を前進させる

自分が心の底から熱中できることをずっと考えていました。大学入学後、多くのご縁の中で、「人類を前進させる」ことを自らの成すべきことと考えました。これを軸に人生を歩むことを決意しました。

地方の高校から都会の大学に進学した僕は学びの機会格差を感じ、ReadHub株式会社を2019年4月に立ち上げました。その中でユーザーの皆様や、株主の方々をはじめとして、多くの方にご支援を頂きました。最終的には、僕の力不足で2022年7月末付けで代表取締役を辞任し、読書SNSの「ReadHub」アプリの運営は引き継いでいただくことにしました。ReadHub株式会社を様々な形で応援して下さった全ての方にこの場をお借りして感謝をお伝えしたいと思います。

プロダクトを作っていて一番大きな衝撃だったのは、読書SNS「ReadHub」からピボットして、Clubhouseの日本版の音声SNSを作っていた際に、本家のClubhouseが日本で浸透したことです。2020年6月からプライベート音声SNSを作っていた僕たちは、検証の結果、オープンな音声SNSが良いのではないかという仮説を持ち、2020年12月から日本版Clubhouseを立ち上げようと考えました。起業家やVCの方にお声かけさせていただいて、初期コミュニティの準備が終わり、あと一週間でアプリをリリースしようとしていました。そんな中、2021年の1月終わり頃、本家のClubhouseが招待枠を一気に拡大し、日本の著名起業家やVC、Youtuber、芸能人、地元の友達など、想定していたポテンシャルユーザーの方々の全員がシリコンバレーからきたプロダクトに熱中している様子を見ました。日本で、日本語の情報にのみ触れて、日本人をターゲットにしようとしていた自分の全てを反省しました。あの時の絶望や悔しさは、今後忘れることはないと思います。

このような経験を経て、世界最先端のテクノロジーが社会実装されている中国で学ぶことを決意しました。

起業家から離れてからは、Yahoo Japanの検索ビッグデータを使った研究を行なっており、こちらは査読付き論文として投稿する予定です。分析とは比較することであるということの意味や、実際のビッグデータを分析する難しさや面白さを肌で学びました。
そして、2022年3月に慶應義塾大学総合政策学部を卒業しました。

今後は、中国の浙江大学の修士課程に進学します。現状、英語はギリギリ、Computer Scienceは少しかじった程度、中国語は全くわからない状態ですが、中国現地のプロダクトに触れ、逆境に負けず、決して諦めず、まずは$10Bクラスの企業を作れるようにします。

静岡県で生まれ育ち、何となく過ごしていた人生でした。大学に入った後、多くの人に出会い勉強させていただきました。皆様の助けがなければ今の自分はありません。本当に本当にありがとうございました。
”noblesse oblige”という言葉がありますが、様々な機会を与えていただいた自分は、社会に対して果たさなければいけない大きな責任があると思います。このご恩を社会に返していけるように精進します。

起業家として、予期せぬ変化を楽しみながら、未来に向かって仕掛け続けていきます。


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