浅井 剛志 / Asai Goshi

フリーランス編集・ライター 兼 会社員。カルチャーWEBメディア「CINRA」元編集部。主な関心事は映画、ラップ、R&B、スケートボードなど

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マガジン

  • ニューヨーク旅行記

    ニューヨークを旅行した5泊7日(2024/9/10〜9/16)の記録です。

  • 備忘録

    月に1回、更新される予定の備忘録をまとめています。

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ポートフォリオ | 編集・ライター | 浅井 剛志

立教大学大学院映像身体学専攻を修了。 2013年から編集者として雑誌、ムック本、WEBメディアで編集、執筆してきました。2013年、都内の編集プロダクションで編集者として雑誌、ムック本の編集を担当。2017年にカルチャーWEBメディア「CINRA」編集部に所属し、映画や音楽の記事を中心に編集を担当していました。 現在は都内のIT企業に勤務しながら、フリーランス編集・ライターとしても活動しています。 (最終更新:2024年9月30日) スキル実績例特に反響のあった実績の一例を

    • ニューヨーク旅行記 Episode 0

      1日目から5日目まで、巡ったスポットを紹介した。今回はそんな「スポット」という単位では収められなかった、ニューヨーク旅行で感じたことをいくつかまとめたい。 宿泊先1972年の映画に、『Across 110th Street』(バリー・シアー監督 / 日本語タイトルは『110番街交差点』)という作品がある。ハーレムを舞台に、ギャングと警察の攻防を描いたクライム・アクションだ。映画はヒットし、主題歌「Across 110th Street」はソウルミュージシャン、ボビー・ウー

      • 備忘録 | 24年10月

        (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 映画『犯罪都市 PUNISHMENT』(2024) 監督:ホ・ミョンヘン 『犯罪都市』シリーズは、現在最も「クオリティーが大幅に下がる心配をしないで楽しめるシリーズ」だと思っている。もちろん毎回100点とはいかないし、好みの問題もあるだろう。しかしある程度「最低限このくらいは楽しめるだろう」というラインは確実に超えてくれるのが安心できる点だ。

        • ニューヨーク旅行記 5日目

          2024年9月10日に日本を出発し、5泊7日のニューヨーク旅行に行ってきました。最終日となる5日目(9/15 日)に訪れたスポットを振り返りたいと思います。 ゴスペル鑑賞5日目は、またまたハーレムへ。そして2日目も同じくキミコさんガイドによるゴスペル鑑賞ツアーに参加しました。2日目と異なるのは、この日は日曜日という点です。そのためヨーロッパなどからも多くの観光客がハーレムを訪れていて、平日よりも白人観光客が目立っていた印象です。白人によるハーレム観光に複雑な思いを抱きまし

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        ポートフォリオ | 編集・ライター | 浅井 剛志

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        • ニューヨーク旅行記
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        • 備忘録
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        記事

          ニューヨーク旅行記 4日目

          2024年9月10日に日本を出発し、5泊7日のニューヨーク旅行に行ってきました。4日目(9/14 土)に巡ったスポットを振り返りたいと思います。 セントラルパーク周辺 散策4日目は、宿泊所近所の公園で開催されていたファーマーズマーケットへ足を運びます。さすがに食材を買っても仕方がないので、雰囲気だけ楽しみました。 その後、セントラルパーク脇にあるダコタハウスへ。ジョン・レノンとオノ・ヨーコが住んでいたことであまりにも有名な超高級アパートです。ジョン・レノンが撃たれた入口

          ニューヨーク旅行記 4日目

          ニューヨーク旅行記 3日目

          2024年9月10日に日本を出発し、5泊7日のニューヨーク旅行に行ってきました。そこで巡ったスポットについて3日目(9/13 金)を振り返りたいと思います。 コロンビア大学周辺散策宿泊先から徒歩圏内で行けるコインランドリーがコロンビア大学の近くだったため、辺りを散策しました。本当はコロンビア大学構内に入りたいとも思っていたのですが、事前に予約がある人間、IDのある人間しか入れない体制になっていました。イスラエルによるパレスチナ虐殺に反対するデモ以降、大学と無関係な人間が入

          ニューヨーク旅行記 3日目

          ニューヨーク旅行記 2日目

          2024年9月10日に日本を出発し、5泊7日のニューヨーク旅行に行ってきました。2日目(9/12 水)に巡ったスポットを振り返りたいと思います。 ハーレム ツアー今回、最も楽しみだったのがハーレムです。中学生のときにヒップホップ文化と出会い、その後ソウルミュージックなどに親しむ人生を送ってきた私は、一度はハーレムに足を運びたいと思っていました。とは言えただの観光客である私たちだけで行くのは危険だろうと、ハーレムに住むキミコさんのガイドツアーに申し込みました。しかもこの日は

          ニューヨーク旅行記 2日目

          ニューヨーク旅行記 1日目

          2024年9月10日に日本を出発し、5泊7日のニューヨーク旅行に行ってきました。まずは1日目(9/11 火)を振り返りたいと思います。 Liberty Bagelsニューヨークといえばベーグルっしょ! ということで、まず向かったのはセントラルパーク近くのベーグル店「Liberty Bagels」です。プレーンのベーグルに、クリームチーズとサーモンを追加、そしてホットコーヒーを注文。ベーグルは、こちらで1つ1つ挟みたい具を追加します。つまりオーダーメイド(日本なら「海老とア

          ニューヨーク旅行記 1日目

          備忘録 | 24年9月

          (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 映画『ガザ 素顔の日常』(2022) 監督:ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル 今作が製作されたのが2019年、日本での公開が2022年。つまりまだ今回のイスラエルによる虐殺前ということになる。本作ではさまざまな年代・性別・職業のガザで暮らす人々が登場し、自身の日常を語ってくれる。叶わない夢、家族との絆、戦争に対する恐怖など。ときに生き

          備忘録 | 24年8月

          (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 劇場鑑賞 映画『お母さんが一緒』 監督:橋口亮輔 もともと舞台が原作で、かつテレビシリーズのドラマを1本をまとめた作品ということで、1本の映画として見られるかは判断が難しい。しかし私は大好きだった。とにかく笑って楽しめる! 『恋人たち』(2015)がかなり重たい作品だったのに比べて、本作はとても気軽に見られて、かつ芯がしっかりした作品になって

          備忘録 | 24年7月

          (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 劇場鑑賞 映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』 監督:アレクサンダー・ペイン これが自分の好きな映画だ。どんなロジックも超えて、生理的にこういう映画に弱い自分がいる。嫌われ者の教師と、両親から放っておかれる生徒、子どもを戦争で亡くした母親。他人同士であるはずの3人が、2時間程度の時間を通して家族のように見えてくる。とりわけ珍しい

          備忘録 | 24年6月

          (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 劇場鑑賞 映画『マッドマックス:フュリオサ』(2024) 監督:ジョージ・ミラー 正直、前作を上回る作品になっているとは言い難い。それでも、走るガスタンクを横からカメラがとらえたシーンはあまりにも素晴らしい。まるで『大列車強盗』のようなサイレント期のアクションシーンに仕上がっていた。そのシーンだけでも、十二分に本作を観る価値がある。若い時期の

          備忘録 | 24年5月

          (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 劇場鑑賞 映画『ラブレス』(1982) 監督:キャサリン・ビグロー 下高井戸シネマで実施された『ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト』出版記念上映イベントにて鑑賞。 1960年代のバイカーたちの日常の気怠さがそのまま映画化されている。そのため観客側もだんだん気怠くなってきて、途中少し眠気に襲われた。 しかし終盤、娘が父親に向けて発泡する場面

          備忘録 | 24年4月

          (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 劇場鑑賞 映画『コット、はじまりの夏』 監督:コルム・バイレッド 機能不全の家庭で育つコットが、夏のあいだだけ叔父・叔母の家に預けられ、そこで(疑似)親の愛情を知るという物語で、これは素晴らしかった。 コットは境界線を超越する存在として描かれる。その境界線とは、実際の家庭 / 叔父・叔母の家という境界線でもあり、男 / 女の境界線(男子向けの

          備忘録 | 24年3月

          (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 劇場鑑賞 映画『犯罪都市 NO WAY OUT』 監督:イ・サンヨン 『犯罪都市』シリーズ第3作目。今作でとにかく驚いたのは、マ・ドンソクの運動能力。パッと見でパワーがあるのは理解できる。しかし本作の注目すべき点は、身のこなしの速さだ。パンチの繰り出すスピードも、相手の攻撃を避けるスピードも、とにかく早い! スピーディーというより、「クイック

          備忘録 | 24年2月

          (できれば毎月)残していきたい備忘メモ。基本は月々の振り返りになるけれど、詳しく記すというより、あくまでメモのようなものとして。 劇場鑑賞 映画『ゴースト・トロピック』(2019年) 監督:バス・ドゥヴォス 冒頭から、明るい部屋が暗くなるまでの1カットで始まり、ラストも暗い部屋が明るくなっていく。その冒頭 / 終盤が象徴するように、光と闇を巡る映画でとても素晴らしかった。 バスの灯りが消えることが物語を駆動させる。かつて主人公がメイドをしていた部屋でも一瞬、灯りの明滅が