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『THE FIRM!!スーパーグループ誕生!!』

THE FIRM』が好きだ。

何て書くと熱狂的なペイジ・ファンやロジャース・ファンから『お前は分かっていない!』なんてお叱りを受けそうだが、好きなものは仕方がない。

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そりゃ全盛期のツェッペリンフリーバッドカンパニーと比べたら、突っ込み所満載で擁護する暇も無い位だが、80年代中盤に『新人バンド』として登場した意義はあるだろう。

確かにハニードリッパーズの様なレイドバックした雰囲気が似合う年齢ではあったのだが、そこを敢えて『新しいロック』で攻めようとする、その意気の素晴らしさよ。

結局、アルバムを2枚出して解散という短命に終わったプロジェクトではあったが、ペイジ/ロジャースの組み合わせで2枚も発表されたなんて、逆に奇跡ではなかろうか?

これまたメンバーが実に素晴らしい。

ベースにフレットレスベースの名手
トニー・フランクリン

パワフルなドラミングを武器に、マンフレンドマン・アース〜ユーライアヒープ〜と、ブリティッシュ名門バンドを渡り歩いてきた
クリス・スレイド

まさに鉄壁のリズムセクション。

これなら上物が少々ヨレても、絶対に揺るがない事この上なく。

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『RADIOACTIVE』THE FIRM 1985年

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当時高校生だった筆者は、MTVでオンエアされるPVに熱い眼差しを送ったものだ。

兎に角センセーショナル。

カッコ良かった。

今回取り上げたのは、その12inchシングル。

スペシャルmixは『エディットしまくり』で、全然『RADIOACTIVE』を聴いた気がしないのが難点だ。


しかし、カップリング曲がジミーとポールの各ソロ作品からのチョイス。しかもライブ・バージョンとくればファンなら迷わず買いだ。

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パワフルなリズムセクションでのライブ。
『最高』だ。

しかしアメリカでの発売はアトランティックだったなんて。

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日本ではビクター。
アルバムにはファミリーツリーが付いていて、最高に嬉しかったナ。


解散後トニーはジョン・サイクスのブルーマーダーへ。

クリスはAC/DC、そしてASIAへと渡り歩くのであった。

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