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『サボらないと分からない事。即ちサボって良かった事。』

〜前回までのあらすじ〜

中学時代、僕は模擬試験を受ける為のお金を握りしめ、試験会場の隣りにあるショッピングセンターへと向かっていた。
試験代を使って、ガンダムのプラモデル『コアブースター』を入手する為だ。

しかし、突如起こった身体の変化・・・
泉の如く湧き出てくる鼻水が、僕の野望を阻止せんとする。

『時間となり、扉は放たれた!!』

ガンプラ売り場へと疾る若きガンプラ・ファイター!!
僕も鼻水を啜りながら走る
彼等の戦いの火蓋が、今、切って落とされた!!


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今だに夢に見るシーンがある。

先ずは現実の方から・・・

売り場へと全力疾走する地元のガンプラ少年達を追いかけながら、店内売場を急に曲がった時に、ティッシュボックスの山に肩がぶつかってしまい、山が少しズレてしまった。

幸い崩れはしなかったのだが、一歩間違えれば大惨事。

事なきを得て僕は再度走り始めた訳だが・・


これが夢の中ではこうだ・・・

ティッシュボックスの山は、僕のショルダーアタックにより全壊。
怒った店員さんの指示により、そのティッシュボックスの山を、一人、泣きながら作り直さなくてはならない。

漸く山を作り直す事が出来て、ホッとしていると、ガンプラ売り場へ猛ダッシュする少年が現れ、嗚呼、無情のショルダーアタック!!

またしても泣きながら、ティッシュボックスの山を作り直さなければならなくなり、結局ガンプラ売り場に行けなかった・・・

・・・という夢を、僕は今だに見るのだ。


恐らくは模擬試験のお金で、ガンプラを買ってしまった事に対する、贖罪の気持ちがそうさせるのだろうが、あの時のままの『ドキドキ』が、今も僕の中で蘇る。



嗚呼。

何て貴重な体験なのだろうか。




やっぱりあの時、『サボっておいて』本当に良かったと思うのだ。


ガンプラと共に『後ろめたさ』も一緒に手に入れる事が出来たのだから・・・。





写真はミクロマンコマンドのケース。

既に中身はもぬけの殻で、久々に出してみて落胆この上なし。

あ。ガンダムと関係ないや・・・

一応、思い出のミイラ公開というところで💧

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