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小口現金

小口現金とは、交通費などの日々生じる細かい支払いに備えて各部署に渡す少額の現金のことです。一定の金額を前渡しておく方法を定額資金前渡法と言います。小口現金資産として処理します。
例)小切手100円を振り出して小口現金係に渡した。
(小口現金)100  (当座預金)100

小口現金係が支払いをしたとしても、記帳をするのは経理部なので仕訳は何も生じません。
例)小口現金係が文房具100円とお茶菓子100円を小口現金で支払った
何も仕訳はなし

会計係は一定期間に使った小口現金の仕分けをします。
例)小口現金係より、文房具に100円とお茶菓子に100円支払ったと報告を受けた
(消耗品費)100 (小口現金)100
(雑費)  100

また定額資金前渡法では、使った分だけ小口現金を補給します。これは支払い報告を受けた時に、直ちに行うこともあります。その際は小口現金は相殺されます。
例)小口現金係より、文房具に100円とお茶菓子に100円支払ったと報告を受けたので、直ちに小切手を振り出して補給した。
(消耗品費)100 (小口現金)100
(雑費)  100
(小口現金)100  (当座預金)100


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