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自分がときどき、つまらない人間だと感じる。

自分がひどくつまらない人間だと、ふとそう思うことがある。

そういう時はだいたい周りの人が素晴らしく見えて、それと比較して自分がちっぽけに見えてしまったりしている。

自分には本当は何もなくて、口先でなんとかその場をしのいで生きてきてしまった、、、などと考えてしまったりもする。

事実、僕は世の中のことを少ししか知らないし、借りてきた知識を上辺だけさらっているだけなのに、全てを知ったかのような顔をして振舞っているのだ。

その事を自分が一番よくわかっているので、本物の知識に触れた時に、自分の薄っぺらさと向き合わされているのような感覚に襲われるのだ。

しかしこれは半分合っていて、半分は間違っている。

合っている部分は自分が何も知らないという点。これは間違いのない事実で僕は世界のことを何も知らない。

間違っている部分は僕が今まで見聞きしてきたわずかな知識でも、それを知らない人がいて、それを知りたがっている人もいるということだ。

だいたいの人は自分を過小評価している。
「こんなこと誰でも知っているよね」の部分が普通の人は知らなかったりする。そしてそれは多くの人が知りたがっていることだったりもする。そのことになかなか気付けないのだ。

例えば僕はパンの焼き方を知らない。パン職人が毎日当たり前にやっていることでも、その中には僕が知らない驚きの知識がある。パン職人にとっての常識の中にはきっと驚きの話がたくさんあるはずだ。プログラマーの人と話しても毎回驚きがあるし、こないだは八百屋さんの話をして感動した。

みんな自分では当たり前だと思っていても、初めて聞く人には感動を与えられるのだ。人の話を聞いて感動をした時に、ふと自分は人を感動させられているのか?と疑問を投げかけてみる。

それはきっとあるはずなのだ。

自分がやっている仕事や、好きでやっている趣味の話が誰かの役に立つのだ。
世の中の人の興味と、自分の持っているわずかな知識との接点を見つけなくてはいけないのだ。

自分はつまらない人間だ、なんて落ち込んでいる場合ではないのかもしれない。

世界が、もしかしたら面白がってくれるかもしれない自分を探す。この旅のこれからも続ける。

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