見出し画像

【全文無料 CL京都】6-3完走 はくばパルキア考察

はじめまして
プレイヤーネーム はぎ で主に大阪でポケモンカードをしております。
非公式の大型大会やシティリーグにも参加しております。
今回はCL京都2024にてはくばパルキアを使用し配信卓に呼ばれましたので記念にNoteとして私なりの考えを記載します。
今後Noteを書くことがないかもしれないので長文で記載しております。

動画を見返しましたがカネダ選手のツツジが強すぎました…

 CL用に「はくばバドレックスV」のSAを2枚8,000円で購入しましたのでその足しにしたいと思い全文無料ですが投げ銭を設定させていただきました…

 デッキの動かし方を細かく記載しておりますのでレギュレーション落ちまで約1か月ですが今後シティリーグ等ではくばパルキアを使ってみたいと思った方は是非ご覧ください。



Ⅰ.デッキレシピとマッチアップ

●デッキレシピ

デッキコード:kkkkV5-JxG0Br-k51Vkf

・マッチアップ
1回戦 後攻 ◎ リザピジョ 
2回戦 後攻 ◎ ミライドン 
3回戦 後攻 ×  インテウーラ 
4回戦 先攻 ◎ ロスギラ 
5回戦 先攻 ◎ リザピジョ 
6回戦 先攻 ×  リザピジョ 
7回戦 後攻 ◎ サーナイト 
8回戦 先攻 ◎ リザビーダル(エヴォ)
9回戦 先攻 ×  ロスギラ (配信卓) 



Ⅱ.環境考察

 ポケモンカードゲームはシティリーグの結果や海外大会の結果などを取りまとめてくれる方が多いため情報をリアルタイムで入手ることができるカードゲームです。今回のCL参加にあたっては直近のシティーリーグの結果や海外の大型大会の結果を参考に下記の環境を想定しておりました。

Ⅱ-① Tier想定


百分率については直近のシティリーグなどの大会結果に自身の調整を加えています
  • Tier1 リザードン(型問わず)>ロスギラ (4~6)

  • Tier2 サーナイト>ミライドン (2~3)

  • Tier3 パオジアン>インテウーラ>ロスバレ=ミュウ>トドロクツキ他 (1~2)


※()はCL当日の対面するであろう予想対戦回数の最小値と最大値



CL京都直前のシティーリーグの結果は下記のとおりでした。

  • Tier1 リザードン(型問わず)>ロスギラ

  • Tier2 ミライドン>トドロクツキ>サーナイト

  • Tier3 ロスバレ>ミュウ>パオジアン>カビゴン他




Ⅱ-② Tier考察

 私の環境考察と直前の環境シェア率との相違点等をまとめます。


●相違点

  1. ミライドンのTier低下について

  2. ナイトのTier逆転について

●一致点

  1. リザードンのTierについて

  2. ロスギラのTierについて



 ●ミライドンのTier低下について

 直近の国内・海外の大会では「ピオニー」を採用し雷エネルギーの枚数も16~18枚と多く採用したデッキタイプが活躍していました。
 そのためCLでも一定数の活躍を見込んでいましたが、CLは予選9回戦を戦い抜く必要がありミライドンデッキは「ミライドン」の特性「タンデムユニット」でたねポケモンの展開力が容易でたね切れによる負けがないものの「エレキジェネレーター」の気分次第で勝ち負けが決まるデッキのため予選9回戦を戦い抜くという点ではロスト系統のデッキや「キルリア」の特性「リファイン」による安定感のあるサーナイトと比較するとシェア率は予選5回戦のシティリーグと比較すると低下することを見込みました。

 ですがCLは1500人×2の3000人が集まる大規模大会で常日頃非公式大会や大型大会、公式イベントであればシティーリーグなどに参加したことがない又は経験が乏しい方も参加されます。大会出場経験等が少ない方はデッキの選択肢が少なく、また、ポケモンカードゲームを始める時はわかりやすいデッキであったり好きなポケモンで決められることもあります。ミライドンは「ミライドンV」の特性「タンデムユニット」でポケモンを展開し「エレキジェネレーター」でエネルギーをつける動きのため初級者にわかりやすく、イージーWINも狙えることから初級者も参加されるCLではシティーリーグよりかはシェア率が低下するもののその低下はTier2以内に収まると見込みました。

 ●サーナイトのTier逆転について

 環境シェア率ではリザードンがトップシェアですのでCLではリザードンに対して有利なデッキ(インテウーラやサーナイト)が微増することを考えていました。サーナイトは不利デッキであるパオジアンのシェア率が低下している恩恵もあり、かつ、「キルリア」の特性「リファイン」による安定感で予選9回戦を戦い抜けるスペックを持っています。

 シェア率がサーナイトよりも少し高いトドロクツキは後攻1ターン目の爆発力は凄く環境シェア率トップの「リザードンex」をワンパンすることが可能でサーナイトと同じくリザードンには有利と考えていました。ですが、1体目の「トドロクツキex」がきぜつした後の後続育成が難しく毎ターン3エネを付いた「トドロクツキex」の準備が間に合わない可能性も十分にあり、そのようなデッキが予選9回戦を安定して勝ち抜くことは他のデッキと比べると相対的に難しいと考えシェア率は安定間のあるサーナイトの方が多くなると想定しました。

 シェア率がサーナイトよりも少し高いミライドンは先述のとおり爆発力は高いもののやはり「エレキジェネレーター」の結果が勝敗に直結するため技を連続的に使えない可能性があるという点で安定感がサーナイトより低く、環境シェア率トップのリザードンに対して有利なのはミライドンよりもサーナイトであることを踏まえてサーナイトの方がシェア率は増加すると想定しました。

 ●リザードンのTierについて

 リザードンはたねポケモンが非ルールポケモン中心のため後攻を取ったとしてもルールポケモン中心のデッキであるような相手が先攻2ターン目でルールポケモンをきぜつさせてサイド2を先行してその後有利に試合展開が進むような所謂先攻ゲーを減らすことができます。またリザードンのエネルギー加速力とそのHPの高さと火力の高さが他のデッキに対して強く出れることと初級者も参加されるCLではやはりリザードンのポケモンとしての人気も相まって初級者でも一定の使用率があると見込みCL当日のリザードンのシェア率は1位であることを想定しました。

 ●ロスギラのTierについて

 ロスギラは「キュワワー」の特性「はなえらび」や「かがやくゲッコウガ」の特性「かくしふだ」等によってデッキを回すことができ安定感が他の環境デッキと比較すると頭一つ抜けている印象がありますので予選9回戦あるCLではその安定感の高さから一定のシェア率を見込んでいました。
 また「ギラティナVster」の「ロストインパクト」やVsterパワーの「スターレクイエム」による強制気絶で環境シェア率トップのリザードンに対して有利に試合を運ぶこともできます。さらには「頂への雪道」を4枚入れれる環境デッキであることもありミライドンやサーナイト、リザードンといったルールポケモンの特性がデッキの根幹を担っているデッキに対しても有利を取れます。
 これだけの理由を記載するとリザードンよりもシェア率が増えると思いますが、ロスギラは1か月練習して持っていって勝てるほど甘いデッキではなく練度の差が非常にでるデッキです。そのためCLにロスギラを持ってくる人は前から使用していた人が多いことを想定しシェア率は直前のシティリーグから大きく変わらずリザードンよりも少しシェア率は低下すると想定しました。


Ⅱ-③ CL京都の環境シェア率


  • Tier1 リザードン(型問わず)>ロスギラ

  • Tier2 サーナイト

  • Tier3 ミライドン>ロスバレ>パオジアン>トドロクツキ他

想定とほぼ同じ環境でしたらサーナイトが予想よりも多く
ミライドンは予想よりも少なかったです。


Ⅲ.デッキ選択経緯

 今回のCL京都が3年ぶりのCLで仕事の都合上あまり練習できる時間を取りにくい時期でしたので1週間前まで決まりませんでした。

Ⅲ-① デッキ選択の考慮事項



1.予選9回戦完走できる安定性
2.後攻でも一定の動きができる
3.ベンチ攻撃や「テツノブジンex」の特性に強い
4.高火力かつ耐久力


1.予選9回戦完走できる安定性
 CLの目標がDay1突破のため予選は7-2できる安定感があるデッキを選択する必要があります。

2.後攻でも一定の動きができる
 CL予選9回戦のため後攻での立ち回りも考慮する必要がありブジンエンテイのような後攻でも「エンテイV」の「バーニングロンド」や「ミライドンex」の「フォトンブラスター」などの技を使えてサイドレースを先行できるようなデッキであったり、ロスバレやサーナイト、リザードンといったたねポケモンが非ルールポケモン中心でサイドプランが複数あるデッキであれば後攻を何回かとっても勝ち抜くことができると考えていました。

3.ベンチダメージやテツノブジンの特性などを気にしない
 リザードンに有利のとれるインテウーラであったり、11月中旬頃から活躍してきたブジンエンテイが一定数いることを鑑みて「マナフィ」がサイド落ちしていたから負けてしまったやHP60のたねポケモンに「テツノブジンex」の特性「タキオンビット」等できぜつさせられることを避けたい気持ちがありました。

4.高火力かつ耐久力
想定している火力及び耐久力は下記になります

サーナイトは青天井のため記載していません
ミライドンは勇気のおまもりを考慮しています

 現在の環境では上記の火力を耐えれる耐久力とワンパンできる火力のどちらか又はそのどちらも必要となります。相手の攻撃を1回受けることができ、ワンパンで相手のポケモンを倒すことができるデッキを選択すれば先攻と後攻の差を埋めることができると考えました。

Ⅲ-➁ デッキ候補とデッキ選択理由

 デッキ候補が複数ありどれを使うか非常に迷っていました。


◆デッキ候補
  1.ミライドン         使用歴あり
  2.リザードン(ピジョット型) 使用歴なし
  3.パオジアン         使用歴あり
  4.ロストカイオーガ      使用歴あり
 ★5.パルキア系統        使用歴あり


 ★が今回のCLで使用したデッキ

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

 ミライドンはたねポケモンを安定して展開できるものの「エレキジェネレーター」の結果に左右されます。使用していたこともあり最後のまで候補の1つとして残ってはいましたが久しぶりに当選したCLでは「エレキジェネレーター」に勝敗が左右されることが受け入れられなかったため最終的に使用しませんでした。

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

 リザードンは回してみて非常に良かったのですがリザードンミラーを残り少ない練習時間で煮詰めれるほどなくCLでトップシェア率を想定していましたのでミラーを勝てる自信がなければ握っても予選9回戦を勝つことができませんので候補から外れました。

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

 パオジアンは直近まで使用しており大型の非公式大会でも結果を残せており勝率も安定していたこと、CL当日はサーナイトのシェア率が伸びることも予想していたため最後まで候補の1つでした。ですがブジンエンテイの台頭やインテウーラのシェア率増加、「マナフィ」のサイド落ちによる「かがやくゲッコウガ」の「げっこうしゅりけん」で「セビエ」を取られて負ける試合が予選9回戦もあれば何回か発生します。そのような負けの可能性を極力減らしたいという気持ちがありました。また、「セグレイブ」に進化するには「ふしぎなアメ」が必要で「バトルVipパス」を使えないと展開力が落ち「セグレイブ」が1体しか立たずに「ボスの指令」で倒せれ負けてしまうなどその安定感には疑念がありましたので最終的には使用しませんでした。

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

 ロストカイオーガは直近の大会でTordさんも使用していたため考えていましたが以前のロストカイリューではリザードンに対しての立ち回りが難しく「トドロクツキex」を採用しないとリザードンに不利になってしまします。個人的にはロストバレットは好きなデッキで使っていましたが予選8~9回戦になると思考が鈍くなりロスバレ系デッキでは他のデッキと比較して1つのプレミが命取りと考えていましたのでCLでは使えないと考えました。

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

 パルキア系統(パルキアBox)は直近の海外大会で入賞報告があり友人からもデッキ候補としてどうかと言われていました。下記の点で優れており候補デッキの1つとなり最終的に使用することとなりました。


 ●良い点
  1.非ルールがほぼなく「マナフィ」を採用する必要性がない
  2.序盤で「げっこうしゅりけん」を決めやすい
  3.「はくばバドレックスVmax」の火力と耐久力
  4.「デヴォリューション」の影響を受けにくい
  5.「バトルVipパス」を引かなくても展開できる
  6.「スイクンV」の採用で後攻でも攻撃できる
 ●悪い点
  1.V主体のためサイドテンポの逆転が難しい
  2.雷弱点のポケモンが多い
  3.エネルギーの加速力が弱い
  4.V主体のため「頂への雪道」の影響を受けてしまう


●デッキ選択理由
 上記の良い点と悪い点にも記載しておりますが、特に「はくばバドレックスVmax」のスペックが現環境に刺さっていると思いました。

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
  • 「ダイランス」の火力が250とミライドンであったり「こだわりベルト」を持たせることで280まで出すことができ「ギラティナVster」をワンパンすることができる。

  • 鋼弱点のためワンパンするには「ギラティナVster」のVsterパワー「スターレクイエム」またはサイド5枚取っている状態の「リザードンex」の「バーニングダーク」の330、「パオジアンex」の「ヘイルブレード」6枚で360、「ライチュウV」の「ダイナミックスパーク」6枚で360と容易に出せる環境ではなく条件や状況が限られており、それ以外ポケモンの攻撃を耐えるだけの耐久力を持っている。

  • 「パルキアVster」も採用していることから「かがやくゲッコウガ」の「げっこうしゅりけん」でサイドの複数取りも可能である。

  • 「カイ」や「かがやくゲッコウガ」の特性「かくしふだ」等による水デッキ特有の安定感があり予選9回戦も戦い抜けると判断した。

  • そのほか上記の良い点に記載している点も評価し最終的に「はくばバドレックスVmax」の枚数を増やしたはくばパルキアを使用しました。

Ⅳ.デッキレシピについて

 参考にしたデッキレシピは下記になります

Regional San Antonio Top4 Joseph Nawal氏


 当日使用のデッキレシピは下記になります

デッキコード:kkkkV5-JxG0Br-k51Vkf

Ⅳ-① カードの採用理由


はくばバドレックスVmax 2枚
はくばバドレックスV 2枚


 参考レシピではVmaxが1枚でしたが私は予選の上位卓にはトップシェア率のリザードンに微有利なロスギラが多くいることを考えていたので、「こだわりベルト」も追加で2枚採用することで「ギラティナVster」のHP280に届くような構築にしました。また、ミライドンに対しては「パルキアVster」では雷弱点で容易に倒されてしまいますが、「はくばバドレックスVmax」の鋼弱点とそのHPと火力の高さを生かせるため厚めに2枚採用としました。進化元は1枚使えればいいためサイド落ち考慮で2枚です。

パルキアVster 2枚
パルキアV 2枚


 参考レシピでは3枚と厚めに採用していますが、私は「パルキアVster」がメインアタッカーではなく「パルキアVster」と「はくばバドレックスVmax」両方がアタッカーですので使い分けという意味で「パルキアV」は2枚に減らしています。減らすことで懸念されるのは「パルキアV」が序盤に立たずエネルギー供給が遅れて技を使えない可能性があるという点です。この点は「はくばバドレックスVmax」の下技「ダイランス」が2エネで使えるため手貼り+「メロン」で起動できるため、減らしても問題ないと判断しました。

ネオラントV 1枚


 Vポケモンがデッキの主体であるためサイドレースを考えることなく容易に採用することができます。「パルキアV」を2枚に減らしているため「はくばバドレックスV」のみ場に出るケースもあるため手貼りができないターンがあれば「メロン」が必要となります。また後攻からでも「スイクンV」の攻撃の可能性を高めるために採用しています。

スイクンV 1枚


 デッキ選択の考慮事項にも記載していましたが後攻でも一定の動きをしたいと考えていました。「スイクンV」はこのデッキで唯一のたねポケモンで2エネで動けるカードになります。「ハイパーボール」や「大地の器」、「かがやくゲッコウガ」の特性「かくしふだ」等で水エネルギーをトラッシュし「ネオラントV」で「メロン」をサーチすることで後攻からでも攻撃が可能となりますので1枚だけ採用しています。
 使用回数はあまり多くはないですが相手ベンチが埋まっておりバトル場にHP220以下のルールポケモンがいるか又はサーナイトの「ラルトス」、ロスギラの「キュワワー」を倒すために使います。リザードン相手には返しのターンで「リザードンex」の火力が210となってしまい「スイクンV」をワンパンされていますため使いません。

パオジアンex 1枚


 「パオジアンex」は高耐久力ポケモンを倒すこととエネルギーサーチ手段です。主に「リザードンex」やインテウーラに対して場に残ったエネルギーを使って倒しますのでイメージとしてはミライドンの「ライチュウV」と似たような運用のため数試合に1回程度技を使う程度です。また入れ替え札を4枚(「クロススイッチャー」除く)と厚めに採用していますので昔の「たっぷりバケツ」感覚で使うことができ序盤に水エネルギーをサーチしトラッシュに送ることで「パルキアVster」の特性「スターポータル」や「メロン」を使うことを目的に採用しています。必要最低枚数の1枚採用で問題ないです。

ミュウex 1枚


 「ミュウex」はドローソース兼「ギラティナVster」の「ロストインパクト」やインテウーラ対策用に採用しています。このデッキは「カイ」と「メロン」を4枚ずつ採用しているため「博士の研究」のように一度に大量の手札回復をすることができませんので平均的な手札枚数は3~5枚であることが多いです。ただリザードンやパオジアンのように「ふしぎなアメ」を使うデッキではなく、またデッキを動かすのに必要なカードは「パルキアV」ラインや「メロン」1枚と少ないため大量にドローする必要性が低いです。少ない手数で十分にデッキを回すことができることから「ビーダル」を採用しないことで空くスペースに他のカードを採用することができます。 

 ミュウ 1枚


 「ミュウ」の採用についてですが、このデッキは「パルキアV」が場に出ていなければゲームプランの幅が狭まり「はくばバドレックスVmax」の「ダイランス」しか攻撃の幅がなくなります。また理想盤面は「パルキアV」+「はくばバドレックスV」+「かがやくゲッコウガ」の3体が並んでいることです。この場を再現するには「バトルVipパス」を引き込むのが手っ取り早いです。またエネルギーの採用枚数が8枚と少なく「リザードンex」や「セグレイブ」のように何回もエネルギー加速できるデッキではないため手貼りが重要となりますので、「大地の器」も採用し「ミュウ」でのアクセスも視野に入れています。このようにデッキを動かすのにボール1枚+エネルギー1枚が最低ラインとなるため、このどちらかにアクセスできる「ミュウ」を1枚採用しています。

ミカルゲ 1枚


 日本ではあまりいないですがカビゴンLOの「ロトムV」メタであったり、環境トップのシェア率であるリザードンにも「ロトムV」を採用しているケースが少しずつ増えてきました。またCLの予選9回戦を安定した成果を出せる「ミュウVmax」も一定数いることを鑑みて、それらのシステムVポケモンの特性を止めることができる「ミカルゲ」を1枚のみ採用しました。

かがやくゲッコウガ 1枚


 採用理由は言わずもがなです。

バトルVipパス 4枚


 「ミュウ」の採用理由にも記載していますが、このデッキの理想盤面は「パルキアV」+「はくばバドレックスV」+「かがやくゲッコウガ」の3体が並んでいることですので手っ取り早く盤面を並べるには「バトルVipパス」を採用するのが早いです。「ネストボール」を4枚採用する考えもありますが1ターン目に並ばなければ次ターンに「ボスの指令」で倒される可能性もあることから1ターン目に引いた時のバリューの高さを優先して「バトルVipパス」は4枚採用としています。

ハイパーボール 4枚


 Vポケモンが主体であること及び「パルキアVster」の特性「スターポータル」や「メロン」を採用しているためトラッシュに3枚以上水エネルギーを送っておく必要があります。水エネルギーへのアクセス手段は「パオジアンex」の特性「わななくれいき」や「大地の器」があるため水エネルギーをトラッシュする手段としても活躍することから4枚採用としています。

ネストボール 1枚


 「バトルVipパス」を4枚採用しており、「ハイパーボール」も4枚採用していることから「ネストボール」を追加で1枚採用することで「パルキアV」や「はくばバドレックスV」にアクセスできる確率が約8割超となること「カイ」からたねポケモンにハンド消費なしでアクセスできることを踏まえて1枚採用としました。

ヒスイのヘビーボール 1枚


 「カイ」を採用していることから「ヒスイのヘビーボール」も採用することでポケモンのサイド落ちを防ぐことができます。このデッキでは「ネオラントV」や「かがやくゲッコウガ」といったデッキを回すカードのサイド落ちを防ぐ目的で1枚採用しています。

大地の器 2枚


 参考レシピでは3枚採用されていましたが実際に回してみると1枚は必ずゲームで使用しますが2枚目は使用しない又は「パオジアンex」の特性「わななくれいき」でサーチもできます。水エネルギーの採用枚数は手札にある確率が約6割となる8枚採用ですので「大地の器」を2枚以上採用することで水エネルギーへのアクセス確率が約7割近くとなります。3枚採用してもアクセス確率に大きな差はないことから1枚減らして2枚採用に変更しました。

クロススイッチャー 4枚


 パオジアンでは「ポケストップ」を採用していることから「クロススイッチャー」を4枚採用しています。このデッキでは「ポケストップ」を採用していないのに何故採用しているのかについて解説していきます。
 このデッキでは「大地の器」、「かがやくゲッコウガ」の特性「かくしふだ」等による山圧縮手段が豊富です。このデッキでは「博士の研究」を採用していないことから手札のカードを不用意にトラッシュすることがありません。そのため「クロススイッチャー」を採用しても自分でトラッシュする意思がない限り手札に温存しておくことができます。またサポート権は「カイ」と「メロン」に優先的に使用されるため「ボスの指令」を使う機会が少ないため「メロン」を使ってエネルギー加速しながら「クロススイッチャー」を使う動きや「カイ」から「キャンセルコロン」または「クロススイッチャー」をサーチすることで「かがやくゲッコウガ」の「げっこうしゅりけん」をうまく使うこともできます。そのため「ポケストップ」を採用していませんが「クロススイッチャー」を4枚採用しました。

ロストスイーパー 2枚


 通常のデッキであれば1枚採用が多いですがこのデッキでは序盤の「パルキアVster」の特性「スターポータル」を使いたいため「頂への雪道」対策としてサイド落ちも考慮し2枚と多めに採用しています。CLでも「ロストスイーパー」を2枚採用していたからロスギラにも勝つことができました。

ポケモンいれかえ 2枚
あなぬけのひも 2枚


 いれかえ手段が4枚と他のデッキと比べると少し多めの採用になっています。理由としてはポケモンVが主体となっておりその逃げるエネルギーも2エネが多いことと「パオジアンex」の特性「わななくれいき」をたっぷりバケツ感覚で使うこともできます。状況に合わせて「カイ」からサーチしたいため4枚採用のままでいます。使用感としても4枚が良かった印象でした。

キャンセルコロン 1枚


 「キャンセルコロン」+「げっこうしゅりけん」はリザードンやサーナイトに対して非常に強いです。パオジアンよりもこのコンボを決めるための必要枚数は少なく済みます。パオジアン側は「ポケストップ」や「ビーダル」の特性「はたらくまえば」もあるため実際にコンボに必要なハードルは下がります。ただパルキア側は「カイ」から「ふしぎなアメ」を持ってくる必要がないため1枚分ハードルが下がります。

上記は「げっこうしゅりけん」を使用するターンに必要な枚数となります。

 実際にCLでも2ターンor3ターン目に「キャンセルコロン」+「クロススイッチャー」+「げっこうしゅりけん」を2回決めており、「キャンセルコロン」なしの「げっこうしゅりけん」も1回決めております。肌感覚ですがパオジアンよりも「げっこうしゅりけん」は決めやすいです。

すごいつりざお 1枚


 「すごいつりざお」の採用理由よりも使用方法について説明します。このデッキは序盤に「パルキアVster」の特性「スターポータル」を使いたいためトラッシュに水エネルギーを3枚と「メロン」用に1枚の合計4枚をトラッシュに送っています。デッキの水エネルギーは8枚のためそのうち半分をトラッシュに送っており「パルキアVster」と「メロン」以外でエネルギー加速方法がないことから終盤エネルギー不足に陥りやすいです。中盤で一度「ネオラントV」と手貼り用の水エネルギー2枚を戻しておくことで終盤でもエネルギー不足に陥らないようにしておく必要があります。そのため1枚採用しております。

こだわりベルト 2枚


 「はくばバドレックスVmax」の採用理由に記載していましたが、ロスギラのシェア率の高さと上位卓にロスギラが多くいるであろうという想定の下、「はくばバドレックスVmax」の「ダイランス250+こだわりベルト30=280」ラインを出す目的で採用しています。ただ「グッズ」から「ポケモンのどうぐ」に変更されたことで「カイ」からのサーチができなくなった都合上、縦引きするしかなく少しでも可能性を上げる目的で2枚採用しました。
 実際にCLでは引きたいタイミングで引くことができなったので現在は1枚に減らしています。入れるなら「ペパー」を入れて「ネオラントV」から確実にサーチできるような構築もありかと思います。

カイ 4枚


 手札消費なしに水の進化ポケモンにアクセスできる点や同時に「クロススイッチャー」や「大地の器」などのグッズにアクセスできるデッキの根幹を担っているため4枚から減らすことはありません。

メロン 4枚


 人によっては「メロン」が3枚であることもありますが、私としては後攻からでも攻撃できる可能性を少しでも上げたいこと。「パルキアVster」の特性「スターポータル」で加速したポケモンがきぜつした後はエネルギー不足に陥りやすくその問題を解消するにはエネルギー加速手段は多めに採用すべきと考え4枚採用としています。

ボスの指令 1枚


 「クロススイッチャー」を採用している都合上、裏取り札は合計で3枚となっているため一般的な枚数と言えます。また「はくばバドレックスVmax」や「パルキアVster」の火力の高さから裏取りの必要性があまりないものの「ネオラントV」のサーチ候補として1枚採用しています。試合でも1枚使うかどうかという程度ですので1枚でも問題なく試合を進めることができます。

ツツジ 1枚


 ここは直前まで「ナンジャモ」にするか迷っていましたが試合の決定力が「ツツジ」>「ナンジャモ」のためその点を重視して「ツツジ」を採用しましたが、CLでは1回も使うことがありませんでした。デッキの性質上、ミライドンと同じく先殴りでテンポを取っていくデッキであるため「ツツジ」を使うときにはこちら側が負けてる状況であることが多い。また「ツツジ」を使う終盤では先述の通りエネルギー不足に陥りやすいのに「メロン」ではなく「ツツジ」にサポート権を使ってしまうと技を使えなくなる可能性もある。ですが手札干渉カードは最低1枚はないと相手に好き勝手されていますので序盤、中盤でも使うことができる「ナンジャモ」の方がいいと思います。

崩れたスタジアム 1枚


 「はくばバドレックスVmax」のデッキであれば今までは「頂への雪道」を採用していたと思いますがエネルギー加速方法が「パルキアVster」の特性「スターポータル」に依存していることとデッキのエンジンがルールポケモンに依存しているため「頂への雪道」を採用すると自分の首を絞めてしまうため「頂への雪道」は採用できません。
 「崩れたスタジアム」の採用理由はダメージを受けた「はくばバドレックスVmax」の疑似回復や「ネオラントV」の再利用、「頂への雪道」対策などのため採用しています。「ロストスイーパー」も2枚採用のためスタジアム枠は少ない1枚としています。

水エネルギー 8枚


 エネルギー8枚採用の手札に1枚以上ある確率は約6割になります。「大地の器」を2枚採用していることから手札に1枚以上ある確率は約7割近くまで増えることから手貼りが重要となるこのデッキでは十分な確率と言えます。

Ⅳ-➁ カードの不採用理由


ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

パルキアV 3枚目


 「はくばバドレックスVmax」の2枚目の採用理由に記載していましたが、このデッキはあくまでも「はくばバドレックスVmax」の環境への適応具合を重視しその分パルキアの比率を下げています。「パルキアV」は1枚使えれば十分のため必要最低限の2枚で問題ないと判断し3枚目の採用は見送りました。ここはCL終了後でも考えは変わりませんでした。

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

エネルギーつけかえ 1枚


 参考レシピでは1枚採用されていましたが「はくばバドレックスVmax」を2枚採用していることから場にエネルギーが残りにくいため使用可能性が低くなったため採用は見送りました。CL終了後は「かがやくゲッコウガ」の「げっこうしゅりけん」後の残りエネルギー1枚を有効活用できるため1枚採用することとしました。


ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

大地の器 3枚目


 ここは「大地の器」の採用理由に記載していましたが、水エネルギーの採用枚数は手札にある確率が約6割となる8枚採用ですので「大地の器」を2枚以上採用することで水エネルギーへのアクセス確率が約7割近くとなります。3枚採用してもアクセス確率に大きな差はないことから3枚目の採用は見送りました。CL終了後でも使用感に問題なく2枚で十分でした。ただ3枚あると安心するといった程度です。


Ⅳ-③ 採用候補カード


ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

ナンジャモ


 手札干渉札として「ツツジ」を採用していましたが使用回数が0回で使える終盤ではポケモンの技に必要なエネルギーが足らないこともあり、そのような状況では「メロン」の方がバリューが高いことから使うタイミングが非常に限られているため「ナンジャモ」のようないつでも使える手札干渉の方がいいと思います。あとは「ジャッジマン」もいいと思います。


ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより

まけんきのハチマキ


 ここは「こだわりベルト」との差し替えようです。リザードンのデッキの型はピジョット型の方が多く、「こだわりベルト」では「ピジョットex」のHP280まで届きません。サイドレースで負けていることが条件となりますが「ピジョットex」や「ギラティナVster」をきぜつさせることも可能となることから採用の可能性もあります。


Ⅴ.基本的な動き方

  • 1ターン目は下記の写真の通り

 「パルキアV」+「はくばバドレックスV」+「かがやくゲッコウガ」の3体を並べることを意識しましょう。仮に3体が並ばない場合の優先順位としては相手のデッキによって下記の通り異なります。

「かがやくゲッコウガ」は手札の状況によっては優先順位が上がります
1ターン目の理想の動き
  • 2ターン目は下記の写真の通り

 写真では「パルキアVster」の特性「スターポータル」使用後ですが、相手のデッキやバトル場、ベンチの状況などに合わせて「はくばバドレックスVmax」や「かがやくゲッコウガ」に水エネルギーを加速します。写真の想定はミライドンを想定しています。

2ターン目の理想の動き
  • 3ターン目以降

 こちらは水エネルギーの手貼りを忘れることなく、不用意に「かがやくゲッコウガ」の特性「かくしふだ」を使わないようにしましょう。中盤~終盤ではデッキの水エネルギーが枯れていることが多くエネルギーをつける方法が「メロン」しかなくなり攻撃ができなくなるターンが発生してしまいます。また「すごいつりざお」も終盤に手貼りできるようにするカードのため使うタイミングも見極めましょう。後は対面に合わせて動きを変えていきます。詳細な環境デッキへの立ち回りはⅥ.環境デッキへの立ち回りを参照ください。

Ⅵ.環境デッキへの立ち回り

各環境デッキへの有利・不利

各環境デッキへのキーカードや立ち回り等を取り纏めています。
「はくばバドレックスVmax」と「パルキアVster」はキーカードから外しています。

Ⅵ-① リザードン

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
  • キーカード

「パオジアンex」、「かがやくゲッコウガ」、「ミカルゲ」、「キャンセルコロン」、「崩れたスタジアム」

  • 立ち回り

 打点の関係上サイドレースはこちらが先攻するため有利マッチです。相手の「リザードンex」の打点は210からスタートしやすいので不用意にワンパンされやすい「スイクンV」は場に出さないようにしましょう。基本的はお互いにポケモンをワンパンすることできないため先殴り有利になりますので「かがやくゲッコウガ」の「げっこうしゅりけん」で「ヒトカゲ」や「ポッポ」をきぜつさせてサイドを複数取りできる瞬間があればなるべく狙っていきましょう。相手のリザードンの打点は大まかに「210→270→330」or「180→240→300」のどちらかで上昇していきますので次のリザードンの打点を考えながらワンパンされないように「パルキアVster」か「はくばバドレックスVmax」を使い分けていければサイドレースの差が埋まらなくなるのでそのまま勝つことができます。

  • キーカードの使い方

かがやくゲッコウガ
キャンセルコロン


 立ち回りに記載している通り「ヒトカゲ」などをきぜつさせる用のカードになります。

パオジアンex


 手負いの「パルキアVster」や「はくばバドレックスVmax」に付いている水エネルギーを有効活用してHP満タンの「リザードンex」をワンパンを狙うカードです。この対面ではお互いにワンパンはできないのでどこかでワンパンされるとサイドレース及び後続ポケモンの育成の観点から有利に進みます。ただ「リザードンex」が2体ともHP満タンの状態で場にいる時はエネルギーが枯渇し「リザードンex」の打点が上昇してしまいそのまま押し切られて負けてしまいますので使い時は見極める必要があります。

ミカルゲ


 デッキの構築にもよりますが「ロトムV」と「ネオラントV」の特性が使えなくなるので相手のデッキの安定度が落ち事故負けの可能性を発生させることが可能です。先に「ロトムV」や「ネオラントV」の特性を使われている状況で「ミカルゲ」を出してもこちら側の「ネオラントV」が使えなくなるだけになるので活躍の機会は序盤になります。

崩れたスタジアム


 お互いにワンパンができないマッチアップなので手負いのポケモンをトラッシュし疑似回復をすることで先攻後攻(先殴り)を入れ替えることができます。

Ⅵ-➁ ロスギラ

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
  • キーカード

「かがやくゲッコウガ」、「ミュウex」、「ロストスイーパー」、「こだわりベルト」、「ツツジ」、「ボスの指令」

  • 立ち回り

 五分と記載していますが少し不利よりなマッチアップです。ロストゾーンが10枚になる前に「はくばバドレックスVmax」の下技「ダイランス」+「こだわりベルト」で280打点を出して相手の「ギラティナVster」をワンパンするが相手の「ギラティナVster」は「ロストインパクト」で280しか出ず「はくばバドレックスVmax」をワンパンできないという状況を作らないといけません。試合を長引かせると手札を抱え込まれて「はくばバドレックスVmax」を「ギラティナVster」のVsterパワー「スターレクイエム」で強制気絶させられるためVmaxの利点である高耐久力を生かすことができませんのでロストゾーン10になる前に試合を進めていくので試合ペースは速いです。また「ツツジ」を使われる前に後続が育っていなければ返しの番で3枚のうちに「メロン」にアクセスできなければ何もせずに番を返すこととなりますので「ツツジ」ターンまでに後続育成を意識しましょう。

  • キーカードの使い方

かがやくゲッコウガ


 「キュワワー」などのポケモンのサイド複数取り用カードですが盤面から2エネなくなるため使うときはこちら側が「かがやくゲッコウガ」以外にまともなアタッカーがいない場合や相手のロストゾーンの貯まりにくい状況に使います。「キャンセルコロン」については最近のロスギラでは「マナフィ」が入っていないこともあるのでキーカードからは外していますがサイド確認の時には優先的に見る1枚でもあります。

ミュウex


 「ツツジ」の返し用のドローソース要因でもあり、相手の「ギラティナVster」の「ロストインパクト」返し用です。「パルキアVster」を場に出す都合上、相手はベンチを4体までしか出さないのでアタッカーは「はくばバドレックスVmax」か「かがやくゲッコウガ」しかいません。「ミュウex」は手貼りでしか育てることができないので技をなかなか使えませんが、相手からすると「ギラティナVster」をワンパンできるポケモンが育つというプレッシャーは与えることができますので頭の片隅には選択肢として残しておきましょう。

ロストスイーパー


 「頂への雪道」はがし用カードです。「頂への雪道」をはがさないとこちら側が試合を進めることが難しくなるのでサイド確認の時には何枚落ちているか先に確認しましょう。

こだわりベルト


 「はくばバドレックスVmax」などの打点と組み合わせて「ギラティナVster」をワンパンします。

ツツジ


 このデッキ唯一の手札干渉札のため相手の手札は増える一方のため終盤「ミラージュゲート」でエネルギー加速できていない「ギラティナVster」がいる状況で使えると非常に強いです。手札を抱え込まれると勝てませんので一度リセットする必要がありますが「ツツジ」を使うときはサポート権を「メロン」に使うことができないので後続が育っていることも状況に入りますので使うときは注意しましょう。

ボスの指令


 「クロススイッチャー」も同様ですが序盤は「ウッウ」または「キュワワー」をバトル場にして番を返してベンチに「ギラティナV」を置いていますので、ベンチの「ギラティナV」を呼び出すようのカードです。こちらとしては「ギラティナV」をすべて倒し切れば相手の打点が貧弱なのでそのまま勝ち切ることができます。


Ⅵ-③ サーナイト

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
  • キーカード

「パオジアンex」、「スイクンV」、「かがやくゲッコウガ」、「キャンセルコロン」

  • 立ち回り

 このマッチアップでは「ラルトス」を1体でも多く倒すことが勝敗に繋がりますので「ラルトス」や「キルリア」を2体同時にきぜつさせることができる「かがやくゲッコウガ」が一番活躍します。相手の進化ラインを2体同時にきぜつさせることができれば「サーナイトex」+非ルール「サーナイト」が並びにくくなるので一気に試合が有利に進みます。「パルキアVster」の特性「スターポータル」も「かがやくゲッコウガ」に優先的に付けていきます。こちらが後攻であればラルトスを1体でも倒すために「スイクンV」での攻撃も視野に入れてデッキを回しましょう。

  • キーカード

パオジアンex


 相手の場が「サーナイトex」+進化ライン1体の場合に「パオジアンex」の全力「ヘイルブレード」で「サーナイトex」を倒す用カードです。決まればエネルギー供給カードと供給先カードがなくなるので相手の攻撃が貧弱になりワンパンできなくなりサイドレースを有利に進めれます。

 「かがやくゲッコウガ」、「スイクンV」、「キャンセルコロン」については立ち回りに記載の通りです。


Ⅵ-④ ミライドン

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
  • キーカード

「ロストスイーパー」、「ポケモンいれかえ」、「あなぬけのひも」

  • 立ち回り

 相手が後攻であれば正直お祈りになってしまいます。(たねポケモンが並ばなかったら絶望ですが…)相手の「エレキジェネレーター」での技のハードルを少しでも上げるため入れ替え札を使ってバトル場は「ミュウ」や「かがやくゲッコウガ」といった非ルールポケモンを前にしましょう。相手は「テツノカイナex」の「ごっつあんプリファイ」でサイド2枚取り又は「ライコウV」などでサイド1枚を取ってくるかになります。前者であれば返しにワンパンしてしまえばエネルギーが枯れるため試合を有利に進めれます。後者であれば相手はサイドを1枚しか取られておらず、こちらはサイド2枚を取っているのでサイドレースを有利に進めれます。2ターン目以降は「はくばバドレックスVmax」をバトル場に優先的に出しますので相手は「ライチュウV」を使う以外でワンパンすることができないので先殴りできればサイド3枚のポケモンでサイド2枚のポケモンを2体きぜつさせることができるのでサイドレースが有利になります。

  • キーカード

ロストスイーパー


 相手の「ミライドンex」と「テツノカイナex」につけられた「勇気のおまもり」を除去する用のカードです。これらのポケモンにつけられると「こだわりベルト」の対象外のためワンパンすることができなくなりますのでその対策用です。補足ですが「ライチュウV」や「ライコウV」に「勇気のおまもり」がついてもHP250のため「ダイランス」や「あくうのうねり」の範囲内のため、それらのポケモンについていても無視して大丈夫です。その場合は他のポケモンについている「学習装置」をロストしていきましょう。

 入れ替え札4枚は立ち回りに記載の通り主に先攻時に非ルールポケモンを前にするためのカードです。

Ⅵ-⑤ インテウーラ

ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイトより
  • キーカード

「パオジアンex」、「ミュウex」、「すごいつりざお」、「ボスの指令」、「崩れたスタジアム」

  • 立ち回り

 「マナフィ」を採用していないため「キョダイレンゲキ」が通るので少し不利なマッチアップです。「パルキアVster」は「キョダイレンゲキ」120×2+「ダブルシューター」20×2=280出るので2ターンにかけて2体同時にきぜつさせられるため「パルキアVster」は2体出さないようにしましょう。また「ミュウ」や「ミカルゲ」もヨガループの餌食になるのでトラッシュするのも避けましょう。万が一トラッシュした場合は「やまびこホーン」でカモにされてしまいますので「すごいつりざお」でデッキに戻しましょう。インテウーラへの勝ちパターンとしては「Vポケモン2枚+かがやくフーディンorオクタン1枚+Vmax3枚」を目指します。Vmaxを処理するには「パオジアンex」が必要となりますが相手は「パオジアンex」をワンパンすることができないので手貼り2回=120打点までは確保できますので残り3枚+「こだわりベルト」330まで出すことが可能です。「キョダイレンゲキ」などでダメージを多く受けた場合は「崩れたスタジアム」で疑似回復しましょう。相手も「フトゥー博士のシナリオ」で回復してくるのでお互いに1ターンを無かったことにできることから試合は長引きますので集中力が非常に必要です。

  • キーカード

パオジアンex


 立ち回りにも記載の通りどこかでVmaxを倒す必要があります。普通に殴り合いをしてもインテレオンVamxの特性「ダブルシューター」や「れんげきウーラオスVmax」の下技「キョダイレンゲキ」で複数取りされるため負けてしまいます。

ミュウex


 「れんげきウーラオスVmax」が超弱点で「ミュウex」がワンパンされないので手貼りで十分に育てることも可能です。育てば相手の「れんげきウーラオスVmax」の「キョダイレンゲキ」を「ゲノムハック」でコピーして「れんげきウーラオスVmax」に240ダメージ、ベンチの「オクタン」をきぜつさせます。「オクタン」を取れればエネルギーや手札回復手段にアクセスできなくなるので少し試合を有利に進めれます。

すごいつりざお


 立ち回りに記載の通り「やまびこホーン」メタです。計算外のところから負けてしまうので常にトラッシュを見ながら計算しておきましょう。

ボスの指令


 このデッキで可能な最短プランは立ち回りに記載した2+1+3=6なのでどこかで非ルールポケモンの「かがやくフーディン」や「オクタン」をきぜつさせる必要がありますので、裏取り用に「ボスの指令」が必要となります。ここには記載していませんが「クロススイッチャー」も同様に必要となります。

崩れたスタジアム


 立ち回りにも記載していますが、このマッチアップは「マナフィ」が入っていないのでベンチポケモンにもダメカンが乗るので状況を見計らって「崩れたスタジアム」をだすことで疑似回復し相手のサイドプランを崩しましょう。

Ⅶ.おわりに


Ⅶ-① 反省点

 今回のCLでの反省点としては「ツツジ」を採用したものの使用機会がなく1枠デッキを無駄にしていました。プレイング面では試合でいうと2試合プレミをしています。

  • 3回戦のインテウーラ戦

 はくばパルキアでインテウーラの対面練習をしていなかったこともありダメージ計算を誤ったことで「スターポータル」を使う前に「パルキアVster」を倒されてしまったことと序盤にチャーレムVを倒すために「ボスの指令」を使いましたが、こちら側には手負いの「パルキアVster」と「はくばバドレックスVmax」、「かがやくゲッコウガ」がいましたので「チャーレムV」の「ヨガループ」される可能性が低かったので「オクタン」または「かがやくフーディン」を取るために「ボスの指令」を使うべきでした。ここは練習不足の結果が出てしまいました。

  • 9回戦のロスギラ戦

 序盤は「ギラティナV」を倒すことができたので何とか試合を進めることができましたが、「ロストスイーパー」で「はくばバドレックスV」をロストしましたが、この時非常に悩みましたが結果的に相手がベンチを絞っており、こちらもベンチを十分に展開できていないため2体目の「はくばバドレックスV」が必要となりました。また同じ番に手札に「すごいつりざお」とトラッシュに「ネオラントV」がありましたがエネルギーはトラッシュにはなく相手の「頂への雪道」が残り3枚見えていない状況したので「すごいつりざお」を使わなかったですが、終盤での必要性を見越して使っておくべきでした。また最後の番から1つ前の番で「カイ」から「ハイパーボール」を持ってきましたが、そこから「ミュウex」をサーチして特性「リスタート」で3枚引いておくこともできました。この試合は結果的に「ツツジ」で勝負が決まりましたが今後ロスギラと対面する際はこの点に留意してプレイしていこうと思いました。


Ⅶ-➁ 配信卓について

 初めての配信卓でしたのでその感想を簡単に書いてみます。

 人生で初めてのCL完走が配信卓となり尋常ではない緊張感でした。9回戦目のマッチングが発表されて席に着こうとしたら…スタッフの方が来られて「次の試合はメインチャンネルのフューチャー席になりましたのでスリーブ確認させてください」と言われました。スリーブ確認後に移動し説明を受け、音声確認の後に試合の準備を進めていきました。

 でも実際に試合が始まると何千、何万の人に見られているという感覚がなく始まる前と比べると凄く緊張したという訳ではないですが、1ターン目はまだ緊張感が残っておりサイド確認しても確認したカードから少しずつ忘れていきました。対戦相手の方も配信卓は初めてとのことでお互いに緊張はしていたと思います。

 もしこのNoteを見られている方で配信卓に行ってしまった場合は対戦相手の人とコミュニケーションをとって楽しい空気感を作れば緊張感は少しは和らぐかと思います。

 対戦相手はこのCL通じて皆さん良い方で中には食料や飲料も分けてくれましたので何とか完走でき非常に充実した1日でした。これでNoteは以上となります。ご拝読ありがとうございました。

ここから先は

0字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?