見出し画像

If You Know,You Know.


知る人ぞ知る。
そんなことはない。この曲たちは、大好きで大切な彼女たちが生きた証だと思っている。

※今回はジエメイの『IYKYK』を聴いた感想となります。シビアな話、リアルな感想を綴って行きますので、覚悟をお願いします。
また、個人の感想です。あくまで、個人の感想です。

IYKYK発表時、まず最初に感じたのは純粋な怒りでした。

それは、何より、この曲を歌っていた彼女たちのファンであったから。勝手に思い出にして浸ってるんじゃねえよ。というのが素直な感想でした。
ある日突然、彼女たちの話題が、彼女たちのグループ名が、歌っていた曲名が、タブーであるかのような感覚の中で、自分の好きだったものがそこに生きた証すら、全てを闇に葬り去られたような、そんな気持ちを今でも覚えています。
しかし、自分もそれなりにジエメイのライブに足を運んだ中の1人です。
だからこそ、その怒りが期待に変わるのに時間はかかりませんでした。
『ジエメイならば。』そう思えたからです。
忘れちゃいけないのは、どんなにジエメイを見て来たとしても、見てこなかったとしても、今回の件を許せない人間が一定数居るということ。
それは、この曲を歌っていた彼女たちが、あくまで世間的には、ある日突然、事務所の独断により、解散を余儀なくされ、解散ライブまで走り抜けたという過去があるからです。

その過去は自分も忘れられないし、許せないという気持ちはずっとこれからもあり続けるでしょう。
しかし、同時に、そんな人たちも救えると、僕が期待しているのは、今のジエメイです。
それは、僕が、ジエメイを心から『かっこいい』と思えるからですね。
それを全て背負う覚悟が、ジエメイ含め、チーム全体で出来たのだろうと思います。

IYKYKを初めて聴いた感想としては、『あまりにも聴き取りやすい歌い方だなぁ』でした。

ジエメイはずっと『光』であり、『正統派』を地でいくようなグループだと思います。いわば主人公であり、味方サイド。これはあくまで個人の主観ですが。
僕が好きだったこの曲を歌っていた彼女たちは、どこか『邪道』でありながら、それをだれよりも王道に変えてしまうような歌だった印象です。
刺さる人には刺さる。そんなニッチな曲たちを、メンバーの個性で『誰でも好きになれる』ような曲に仕上げていた。

それが今回はあまりに光に寄っている。
これはいいことなんだと思う。でも、違和感は拭えない。もちろんその違和感の正体を知っているし、それが今後無くなることはきっとない。
その上で『やはり、ジエメイだからこそ、この曲たちを歌ってくれて良かったな。』と思えるアルバムでした。
ジエメイ以外が、もし万が一この曲たちを歌うようなことがあれば、それはもう笹食ってる場合じゃないわけですが、僕個人としては、ジエメイが歌い継ぐことに対しては、感謝が大きいのと、やっぱカッケェとみゐさんの曲は一曲でも多く、世間に知られて欲しいなぁと思います。

知る人ぞ知る。

ではなく、ジエメイが歌い継ぐことで、これから多くの人が知っていく曲になればいいなと思います。
しかしながら、それを昔、誰かが歌った曲達だということを、声を大にして、喚き続けるのが、僕の唯一の抵抗と、今回のアルバムに対する答えです。

まぁ、簡潔に言えばジエメイカッケェ〜〜!
です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?