はじめての #ダウンシフト…労働時間を半分にしてラクに稼ぐ仕事術(980円)
■■ はじめに
■ 毎日の労働を減らしてラクに稼ぐ
おつかれさまです。GOROLIB DESIGNの渋谷吾郎です。
この本は、毎日の労働を減らして、ラクに稼ぎたい人のために書きました。
サボらず手を抜かず、あなたの評価は落とさずに、労働時間を半分にします。
ダウンシフトとは、出世競争や長時間労働、物質主義的、唯物的な生活環境を遠ざけ、ストレスの少ない生活に切り替える変化のことです。
その第一歩として、この本では労働をラクにするご提案をします。
■ ダウンシフトでもお金は必要
ダウンシフトでも、お金は必要です。
唯物的な生活環境を遠ざけても、お金がなければ、暮らしは成り立ちません。
そのお金を確実に稼ぐには、労働が一番です。
時給1,000円の仕事を10時間やれば、確実に1万円が手に入ります。お金を稼ぐ上で、これほど確かなことはありません。
FXやデイトレードを10時間やっても、1万円稼げるかどうかはわかりません。それなら、労働の負荷を減らしてラクに稼いだほうが良いです。
■ うまい話は儲からない
何もせずにお金が得られるなら、苦労はありません。不労所得が可能なのは、膨大な余裕資産を運用できる人に限られます。
そうでない人には、不労所得は無理があります。「労せずして得る」という、うまい話はないのです。もしあるなら、当事者だけがこっそり実行し、誰にもやり方を教えないはずです。
うまい話は、当事者だけが儲かるようにできています。確実に稼ぐには、労働が一番です。その労働を、自分の力でラクにすれば良いのです。
■ 仕事をラクにするには気力の温存
ここで、体力と気力の話をします。
一般的なオフィスワークでは、運動会や大掃除でもない限り、体力の限界を迎えることはありません。
私たちは、体力ではなく気力を消耗して疲れているのです。
気力とは、仕事を成し遂げるために使う力です。
そのため、この本では気力の温存を大前提とします。1日の仕事終わりに、どれだけ気力が残っているかということです。気力が残っているほど、今日の仕事はラクにできたと言えます。
■ 何もしていないのに疲れる理由とは?
今日は何もしていないのに疲れた、という日があります。
これは、気力の消費によるものです。仕事をしなくても、気力は消費されるのです。
例えば、朝に届いたメールをいつまでも処理できないと、それだけで気力を消費します。
気力は、やり残した仕事にも使われます。その仕事がやり遂げられるまで、少しずつ使ってしまうのです。
何も進捗しないのに、ただ疲れるのです。これは、大変な気力の無駄遣いです。
■ とにかく仕事に関わる時間を減らす
仕事に関わる時間を減らせば、気力の消費を抑えられます。
仕事を始めるまでの時間と、その所用時間を減らすのです。「すぐに始めて、とっとと終わらせる」ということです。
5分で終わる仕事を1時間放置すると、1時間5分かかります。5分だけ気力を使うのか、1時間5分も使うのかということです。
システム用語では、仕事を始めるまでの時間をレスポンスタイム、仕事を始めてから完了するまでの時間をターンアラウンドタイムと呼びます。
どちらも、それが短ければ短いほど、気力を温存できるのです。
■ 評価を落とさずにラクをするには?
この本では、あなたの評価を落とさずに、仕事でラクをする提案をします。
サボったり、手を抜いたりせず、仕事に関わる時間を半分にします。
まず、仕事の見積もり(所用時間)を普通の人の半分で申告します。そして、さらにその半分の時間で仕上げるのです。
具体的には、普通の人が4時間かかるところを2時間で申告し、実際には1時間で仕上げるということです。
これが、評価を落とさずラクをする仕組みです。生産性を4倍にするのです。余った時間は、完全にあなたの自由です。
生産性を10倍から20倍にするには、相応の仕組みが必要ですが、高々4倍ならば、すぐに実現可能です。
逆に言えば、油断すると普段からそのぐらいのロスをしているのです。
■ 2回やり直せば仕事量は2倍に
さらに仕事をラクにするには、やり直しをなくします。2回やり直せば、仕事量は2倍になります。
やり直しの原因のほとんどは、仕事を頼んだ側と、頼まれた側のコミュニケーション不足です。
頼んだ側が、イメージを伝えきれていないのです。また、頼まれた側もそれを把握しようとしていません。
やり直しの発生は、技術や経験とは関係ありません。やり直しを防ぐには、密なコミュニケーションが必要なのです。
■ 労働をラクにする3ヶ条
まとめると、労働をラクにする3ヶ条は、以下の通りです。
(1)仕事をすぐやる
(2)仕事を素早くやる
(3)仕事をやり直さない
仕事をすぐやるには、充実した気力が必要です。気力不足では、仕事に取り掛かれません。
そして、仕事を素早くやるには、良い道具が必要です。道具の種類や使い方によって、仕事は何倍も早くなります。良い道具は、使う人を選びません。
また、仕事をやり直さないためには、初期段階のコミュニケーションが重要です。頼む側と頼まれる側で、仕上がりイメージの共有が必要なのです。
本文では、この3つのテーマを切り口として、いかに労働を減らしてラクに稼ぐかをご提案します。労働をラクにして、自由な時間を獲得しましょう。
お役に立てれば幸いです!
© 2019 GOROLIB DESIGN
■■ 第1章:仕事をすぐやる
■ 仕事はすぐやるとラクになる
仕事は、すぐやるとラクになります。
5分で終わる仕事を1時間放置すると、1時間5分かかります。仕事には気力を使いますから、所要時間が短い方がラクなのです。
しかし、物理法則同様、人間にも慣性の法則があります。止まっているものは止まり続け、動いているものは動き続けます。
そのため、仕事をしていない状態から、仕事をする状態に移行するのは大変なのです。仕事をすぐやるには、工夫が必要です。
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