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がん闘病日記 / 2020年の365日

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些細な日常をメモした日記です。
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2020年3月の記事一覧

soul

のっけからちょっとグロいハナシです。 昨年の秋からずっと、毎日じぶんの大腸を見ながら暮らしてまして。あらためて、すごく動いてるんだなぁと。 じぶんの一部ながら、お腹の中に入っているときにはなかなか実感でなかったけれど。ちゃんと動くときと休むときがあって。ちなみにとんでもない激痛がやってくるのは決まって腸が動いているときだったり。 見ることはできないけれど、きっとほかの臓器たちもそうなんだろうな。 どこにあるのかいまだにハッキリしない「ココロ」というものにもし実体があって

harmful

抗がん剤は毒でしかないからやめておけとか、放射線なんてカラダを弱らせるだけだとか。 書籍にもWEBにもがん患者を迷わせるそんな情報がたくさんありますが、結局のところ、あれこれと思い悩むことがいちばん毒だなと、カラダにとって。ぼくはそうおもいます。 抗がん剤を打つと決めたなら、ビクビクせずに「ぜったい効く!」と信じて打てと。 毒 poison No.2,135 2020/03/11 – 071

like clouds and water

運命の流れに逆らわず。 投げやりになっているわけでもなく、悲観しているわけでもなく。当分はお迎えが来そうにないぞ、という今のありのままを前向きに受け入れ、今日をあたりまえに凡凡と生きようという気持ちで。 一身如雲水 flows like clouds and water No.2,128 2020/03/04 – 064 一身雲水のごとく、悠悠去来に任す – 全唐詩より 私は雲の如く、水の如く、悠々として流れに身を委ねている like clouds and water,

3月やん。

少しだけ近況報告をば。 直腸の原発巣は、昨年の放射線治療が奏功してか肥大することなくほぼ現状維持。転移先の肺についてはかなり腫瘍の数も増え、大きなものが目立つように。総じて主治医いわく「クスリのブレーキがそれなりに効いているのでかなりゆっくりと進行中」とのこと。 抗がん剤にも耐性がついてきたのか、はたまた慣れて鈍くなったのか副作用はそれほどでもなく、肺の自覚症状も歩いたときに少し息苦しさを感じる程度。でも慢性的につづく直腸の痛みはかなり酷くなってきました。延命する限りこの激